自己免疫疾患であり、女性に多く発症する甲状腺疾患はどれか。
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正解は1番
解説
橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫機序により甲状腺組織が慢性的な炎症を起こす疾患であり、中高年の女性に圧倒的に多く発症するという顕著な性差(男女比約1:10〜20)が知られている。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫機序により甲状腺組織が慢性的な炎症を起こす疾患であり、中高年の女性に圧倒的に多く発症するという顕著な性差(男女比約1:10〜20)が知られている。
- 2. 先端巨大症は下垂体からの成長ホルモン過剰分泌による疾患であり、男女比に顕著な偏りはなく自己免疫疾患にも分類されない。
- 3. クッシング病は下垂体前葉からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)過剰分泌による疾患であり、女性にやや多いが自己免疫疾患ではない。
- 4. 尿崩症は抗利尿ホルモン(ADH)の分泌異常や腎の感受性低下によって多尿や口渇をきたす疾患であり、明確な性差は認められない。
国試ポイント
橋本病は「女性」「自己免疫疾患」「甲状腺機能低下症」の組み合わせで国家試験に頻出する。バセドウ病も女性に多い自己免疫疾患であるが機能亢進症である点が異なる。
覚え方
橋本・バセドウ、女は甲状腺
対になる知識
内分泌疾患における性差の対比として、自己免疫性の「橋本病」や「バセドウ病」などの甲状腺疾患は女性に圧倒的に多く発症する。これに対し、性差が比較的小さい疾患には、中枢性尿崩症や下垂体腫瘍による先端巨大症などが挙げられる。
関連知識
橋本病では抗サイログロブリン抗体や抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体が陽性となりやすい。主症状として体重増加、冷え、むくみなどの甲状腺機能低下症状が現れる。