消化液と消化酵素の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
唾液には唾液腺から分泌される唾液アミラーゼが含まれ、これは多糖であるデンプンを麦芽糖(マルトース)やオリゴ糖に分解する消化酵素である。消化管内での消化の第一段階を担う。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。唾液には唾液アミラーゼが含まれており、デンプンを分解する消化酵素として機能する。これは正しい組み合わせである。
- 2. 胃液にはリパーゼも含まれるが、主に消化を行うリパーゼは膵液に含まれる膵リパーゼである。胃液のリパーゼ(胃リパーゼ)は、乳児の脂肪消化に多少寄与するが、成人では主要なリパーゼではない。また、選択肢は単に「胃液リパーゼ」とあるが、消化の主役ではない点が不適切。 正しくは:膵液リパーゼ
- 3. マルターゼは麦芽糖(マルトース)をブドウ糖に分解する酵素であり、主に小腸の粘膜上皮細胞(腸液)に含まれる。膵液にはマルターゼは含まれない。 正しくは:腸液マルターゼ
- 4. ペプシンは胃液に含まれるタンパク質分解酵素であり、胃の主細胞からペプシノーゲンとして分泌され、胃酸により活性化される。腸液にはペプシンは含まれない。 正しくは:胃液ペプシン
国試ポイント
各消化液に含まれる主要な消化酵素とその作用、およびその酵素が主に作用する栄養素の組み合わせを正確に覚える。
混同注意
消化液と消化酵素の組み合わせは多岐にわたり、どの消化液にどの酵素が含まれ、それがどの栄養素を分解するかを混同しやすい。特に「〜アミラーゼ」「〜リパーゼ」「〜プロテアーゼ」などの末尾で判断せず、具体的な名称と分泌部位、標的を覚える。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た際は、提示された消化液と酵素の組み合わせが、その酵素の分泌部位、主要な作用、および分解対象と合致しているかを一つずつ確認する。
覚え方
同様の問題が出た際は、提示された消化液と酵素の組み合わせが、その酵素の分泌部位、主要な作用、および分解対象と合致しているかを一つずつ確認する。
対になる知識
消化液と消化酵素の組み合わせは多岐にわたり、どの消化液にどの酵素が含まれ、それがどの栄養素を分解するかを混同しやすい。特に「〜アミラーゼ」「〜リパーゼ」「〜プロテアーゼ」などの末尾で判断せず、具体的な名称と分泌部位、標的を覚える。
関連知識
主要な消化酵素(アミラーゼ、リパーゼ、ペプシン、トリプシン、マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼなど)の分泌部位と作用対象、およびそれぞれの至適pHを関連付けて覚えると理解が深まる。例えば、ペプシンは胃で酸性環境下で働くなど。