ストレス誘発性鎮痛(SIA)に関与し、オピオイド受容体に作用して鎮痛効果をもたらす物質を分泌する内分泌器官はどれか。
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正解は3番
解説
ストレス誘発性鎮痛(SIA)では、下垂体前葉からβ-エンドルフィンが血中および中枢へ放出される。β-エンドルフィンは内因性オピオイドとしてオピオイド受容体に結合し、強力な鎮痛効果を発揮する。
選択肢ごとの解説
- 1. 副腎皮質からはコルチゾールなどのステロイドホルモンが分泌されるが、オピオイド受容体を介した直接的な鎮痛作用は持たない。
- 2. 副腎髄質からはカテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン)が分泌され、ストレス時の交感神経反応を担う。
- 3. 正解。ストレス誘発性鎮痛(SIA)では、下垂体前葉からβ-エンドルフィンが血中および中枢へ放出される。β-エンドルフィンは内因性オピオイドとしてオピオイド受容体に結合し、強力な鎮痛効果を発揮する。
- 4. 下垂体後葉からはオキシトシンやバソプレシンが分泌されるが、β-エンドルフィンの主な産生・分泌部位は下垂体前葉である。
国試ポイント
β-エンドルフィンの分泌源が「下垂体前葉」であること、および内因性オピオイドとしての働きが問われる。
覚え方
前葉で「エンド」の「β(ベータ)」を見る
対になる知識
下垂体前葉からは成長ホルモン、プロラクチン、ACTH、TSH、LH、FSHのほか、内因性オピオイドであるβ-エンドルフィンが分泌される。一方、下垂体後葉からはオキシトシンとバソプレシンが分泌される。
関連知識
ストレス誘発性鎮痛(SIA)は、強いストレスや疼痛刺激が加わった際に、下垂体前葉から分泌されるβ-エンドルフィンなどの内因性オピオイドが中枢神経系の受容体に作用し、痛みを軽減させる生体の防御反応である。