甲状腺についての正しい記述はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は1番
解説
下甲状腺動脈は鎖骨下動脈の枝である甲状頸動脈幹から分枝し、甲状腺の下部に分布する。一方、上甲状腺動脈は外頸動脈の枝から分枝する。頭頸部領域の動脈の起始は国家試験の定番である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。下甲状腺動脈は鎖骨下動脈の枝である甲状頸動脈幹から分枝し、甲状腺の下部に分布する。一方、上甲状腺動脈は外頸動脈の枝から分枝する。頭頸部領域の動脈の起始は国家試験の定番である。
- 2. これは誤り。上皮小体(副甲状腺)は甲状腺の後面に位置する(通常は左右に各2個、計4個存在する)。
- 3. これは誤り。甲状腺は喉頭と気管の前面および側面を覆うが、後方は気管と食道が存在するため全周を囲んではいない。
- 4. これは誤り。甲状腺ホルモン(チロキシンやトリヨードチロニン)は濾胞上皮細胞から分泌される。C細胞(傍濾胞細胞)からはカルシトニンが分泌される。
国試ポイント
上甲状腺動脈(外頸動脈枝)と下甲状腺動脈(鎖骨下動脈枝)の起始の違い、および濾胞上皮細胞とC細胞の分泌物の違いが狙われやすい。
覚え方
「上は外(外頸)、下は鎖(鎖骨下)」
対になる知識
甲状腺に分布する動脈として、上甲状腺動脈は外頸動脈の枝として上方から分布し、下甲状腺動脈は鎖骨下動脈の枝(甲状頸動脈幹)から下方へと分布する。頭頸部における血管の起始を対比して覚えることが重要である。
関連知識
甲状腺は気管の前面に位置する内分泌腺であり、サイロキシンなどの甲状腺ホルモンを分泌して生体の代謝を亢進させる。組織学的には濾胞上皮細胞がホルモンを合成し、濾胞腔内に貯蔵するという独特の形態を示す。