一次救命処置で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
胸骨圧迫は、心停止患者の心臓と脳に血液を送るための最も重要な手技であり、一次救命処置(BLS)の根幹をなします。心臓がポンプ機能を失うと、全身の細胞、特に脳細胞は虚血に非常に弱く、数分で不可逆的なダメージを受けます。胸骨圧迫を適切に行うことで、心拍が再開するまでの間、最低限の血流を維持し、組織の壊死を防ぐことができます。
選択肢ごとの解説
- 1. 救急薬品の使用は二次救命処置(ALS)の範囲であり、一次救命処置(BLS)では行いません。 正しくは:救急薬品は二次救命処置で、医師や救急救命士が行う処置である。
- 2. 正解。胸骨圧迫は、心停止患者の心臓と脳に血液を送るための最も重要な手技であり、一次救命処置の根幹をなします。
- 3. 人工呼吸器の装着は医療従事者が行う専門的な処置であり、一次救命処置(BLS)では行いません。BLSで行うのはバッグバルブマスクや口対口人工呼吸です。 正しくは:人工呼吸器の装着は二次救命処置であり、一次救命処置では行わない。
- 4. 静脈ルートの確保は医療従事者が行う専門的な処置であり、一次救命処置(BLS)では行いません。これは薬剤投与や輸液のための準備であり、二次救命処置(ALS)に含まれます。 正しくは:静脈ルート確保は二次救命処置であり、一次救命処置では行わない。
国試ポイント
一次救命処置(BLS)の基本的な流れと、各手技の具体的な内容を理解し、緊急時に適切に実践できる知識が問われます。特に、胸骨圧迫の重要性と、医療従事者ではない一般市民でも行える範囲がポイントです。
混同注意
一次救命処置(BLS)と二次救命処置(ALS)の違い。BLSは特別な医療器具や薬剤を用いずに行う基本的な処置であり、ALSは医療従事者が専門的な器具や薬剤を用いて行う高度な処置です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、「一次救命処置」というキーワードと、選択肢に医療器具や薬剤が含まれていないかを確認し、最も基本的で誰もが行える蘇生手技を選択します。
覚え方
同様の問題が出題された場合、「一次救命処置」というキーワードと、選択肢に医療器具や薬剤が含まれていないかを確認し、最も基本的で誰もが行える蘇生手技を選択します。
対になる知識
一次救命処置(BLS)と二次救命処置(ALS)の違い。BLSは特別な医療器具や薬剤を用いずに行う基本的な処置であり、ALSは医療従事者が専門的な器具や薬剤を用いて行う高度な処置です。
関連知識
一次救命処置のABCD(またはC-A-B)の流れ:気道確保、人工呼吸、胸骨圧迫、除細動(AED)。成人の胸骨圧迫の深さ(約5cm)、速さ(100-120回/分)、人工呼吸との比率(30:2)も重要です。