高齢者に対する評価法とその内容の組合せで最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ロコモ度テストは、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態(ロコモティブシンドローム)を評価するためのテストであり、運動器疾患を持つ高齢者の移動能力を年齢相応の基準と比較することで、移動機能の客観的評価を行います。選択肢4はロコモ度テストが年齢相応の移動能力を評価するものであると述べており、このテストの目的と合致しています。
選択肢ごとの解説
- 1. タイムドアップアンドゴーテストは、椅子からの立ち上がり、歩行、方向転換、着座の一連の動作に要する時間から、主に移動能力やバランス能力を評価するテストです。主観的QOLを評価するものではありません。 正しくは:タイムドアップアンドゴーテスト移動能力、バランス能力
- 2. ファンクショナルリーチテストは、立位での重心動揺範囲、特に前方への到達距離を測定することで、転倒リスクや静的・動的バランス能力を評価するテストです。ADL(日常生活動作)の具体的な項目を評価するものではありません。 正しくは:ファンクショナルリーチテストバランス能力、転倒リスク
- 3. バーセル・インデックスは、食事、排泄、入浴など日常生活動作(ADL)の自立度を評価する指標です。立位動的バランスの状態を直接的に評価するものではありません。 正しくは:バーセル・インデックスADL(日常生活動作)
- 4. 正解。ロコモ度テストは、ロコモティブシンドロームの状態を評価するものであり、運動器の障害による移動機能の低下、すなわち年齢相応の移動能力を評価するテストです。
国試ポイント
高齢者の運動機能評価法とその評価項目を正確に理解しておくことが重要です。特に、ロコモティブシンドロームに関連する評価法は頻出です。
混同注意
高齢者の評価法は多岐にわたり、それぞれのテストが測定する内容を混同しやすいです。例えば、ADL評価とバランス評価、QOL評価の違いを明確に理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、各評価法の名称と、それが測定する主要な評価項目(例:移動能力、ADL、バランス、QOL)の組み合わせが正しいかを確認して判断します。
覚え方
同様の問題が出た場合は、各評価法の名称と、それが測定する主要な評価項目(例:移動能力、ADL、バランス、QOL)の組み合わせが正しいかを確認して判断します。
対になる知識
高齢者の評価法は多岐にわたり、それぞれのテストが測定する内容を混同しやすいです。例えば、ADL評価とバランス評価、QOL評価の違いを明確に理解する必要があります。
関連知識
ロコモティブシンドロームの3つの評価項目(立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25)についても理解を深めるとよいでしょう。また、サルコペニアやフレイルの評価法とも関連付けて学習すると効果的です。