意識障害で最も重いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
意識障害の重症度は、刺激に対する反応性によって評価され、覚醒レベルの低下が進行するにつれて重症となります。昏睡は、痛みなどの強い刺激にも全く反応せず、自発的な開眼や意思疎通ができない最も重篤な意識障害の状態を指します。脳幹網様体賦活系の機能が広範囲にわたって抑制されている状態です。
選択肢ごとの解説
- 1. 昏迷は、痛みなどの強い刺激にわずかに反応するが、覚醒はしておらず、自発的な行動や意思疎通が困難な状態です。昏睡よりは軽度です。 正しくは:強い刺激に反応しない状態は「昏睡」である。
- 2. 傾眠は、通常の刺激(呼びかけなど)で覚醒するが、刺激がなくなるとすぐに眠り込んでしまう状態を指します。意識障害の中では最も軽度であり、覚醒状態は保たれています。 正しくは:通常の刺激で覚醒しない状態が「昏睡」である。
- 3. 正解。昏睡は、痛みなどの強い刺激にも全く反応せず、自発的な開眼や意思疎通ができない最も重篤な意識障害の状態であり、覚醒レベルが完全に消失しています。
- 4. 嗜眠は、傾眠よりもやや深い意識レベルの低下を指し、強い呼びかけや刺激でかろうじて開眼したり応答するが、刺激がなくなるとすぐに深い眠りに入ります。昏睡よりは軽度です。 正しくは:強い刺激にも全く反応しない状態は「昏睡」である。
国試ポイント
意識障害の分類と各段階の定義を正確に覚えることが重要です。特に、刺激に対する反応性で区別できることを理解しましょう。
混同注意
傾眠、嗜眠、昏迷、昏睡はすべて意識レベルの低下を示しますが、刺激に対する反応の有無と程度で明確に区別されます。特に「昏迷」と「昏睡」の区別は重要です。
次に同じ論点が出たら
意識障害の重症度を問う問題が出た際は、提示されている意識レベルの定義(特に刺激への反応性)を基に、最も反応が乏しいもの、または全く反応がないものを選ぶと判断できます。
覚え方
意識障害の重症度を問う問題が出た際は、提示されている意識レベルの定義(特に刺激への反応性)を基に、最も反応が乏しいもの、または全く反応がないものを選ぶと判断できます。
対になる知識
傾眠、嗜眠、昏迷、昏睡はすべて意識レベルの低下を示しますが、刺激に対する反応の有無と程度で明確に区別されます。特に「昏迷」と「昏睡」の区別は重要です。
関連知識
意識障害の評価には、JCS(Japan Coma Scale)やGCS(Glasgow Coma Scale)が用いられます。JCSでは1桁から3桁の数字で表現され、数字が大きいほど重症です。GCSは開眼、言語、運動の3項目で評価し、点数が低いほど重症です。