骨格筋の収縮について正しい記述はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
骨格筋が収縮する際、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの長さ自体は変わらず、両者が互いに滑り込むことでサルコメア全体が短縮する。これを滑り説という。
選択肢ごとの解説
- 1. 収縮時には筋小胞体からカルシウムイオンが「放出」される。筋小胞体へのカルシウムイオンの取り込みは弛緩時に起こる。
- 2. ミオシンフィラメント自体も短縮しない。フィラメントの長さは一定のまま相対的に位置が移動する。
- 3. アクチンフィラメント自体は短縮せず、ミオシンフィラメントの間へ滑り込むことで全体が短縮する。
- 4. 正解。骨格筋が収縮する際、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントの長さ自体は変わらず、両者が互いに滑り込むことでサルコメア全体が短縮する。これを滑り説という。
国試ポイント
筋収縮における滑り説の基本概念(フィラメント自体の長さは不変)と、カルシウムイオンの動態(放出が収縮、再取り込みが弛緩)が狙われやすい。
覚え方
滑り説 =「フィラメントの長さは変わらない(滑り込むだけ)」
対になる知識
筋収縮に先立って筋細胞に活動電位が生じる。 / 筋収縮にはカルシウムイオンが必要である。 / 筋収縮にはATPが消費される。 / ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントは互いに滑り込むことで筋が短縮する。
関連知識
骨格筋の収縮機序である滑走説においては、カルシウムイオンがトロポニンに結合することでアクチン上のミオシン結合部位が露出する。これによりミオシン頭部がアクチンと結合して架橋を形成し、ATPのエネルギーを利用してアクチンフィラメントをM線方向へ引き込むことでサルコメアが短縮する。