経絡の概要について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
経別は、正経から分かれて比較的深く潜行し、その後再び合流して、体表に近い経絡を循行する正経の別行経路である。これにより、正経では直接連絡しない部位や臓腑との連携を強化し、正経の循行範囲を補完している。特に、体腔深部の病変の治療や、気血の調整において重要な役割を果たすため、「別行する正経」と表現される。
選択肢ごとの解説
- 1. 経脈(十二経脈)の循行は、肺経(手太陰肺経)から始まり、これは中焦(胃の上口部)から起こり、心臓、横隔膜を経て肺に入り、腋下から上肢へ出る。上焦から直接始まるわけではない。 正しくは:経脈の循行は中焦から起こる(肺経がその端緒)。
- 2. 正解。経別は、正経から分かれて比較的深い部分を走行し、再び合流して正経を補完する経路であり、「別行する正経」と定義される。
- 3. 奇経八脈は、十二正経とは異なり、臓腑との直接的な表裏関係を持たない。主に気血の貯蔵・調節、正経の連絡・補完の役割を担う。 正しくは:奇経は表裏関係をもたない。
- 4. 絡脈が集まったものを浮絡とは言わない。絡脈は、経脈から分かれて体表近くに分布し、気血を巡らせる枝脈の総称である。浮絡は、絡脈の中でも特に体表に浮き出て見える細い絡脈を指す。 正しくは:体表に浮き出て見える絡脈を浮絡という。
国試ポイント
経絡システム(正経、経別、奇経、絡脈など)の各構成要素の定義、走行、機能、相互関係を正確に理解し、区別できるか。
混同注意
経絡には正経、経別、奇経、絡脈など多くの種類があり、それぞれの走行や機能、定義が混同しやすい。特に、正経と経別、奇経と絡脈の区別が重要である。
次に同じ論点が出たら
経絡の各分類(正経、経別、奇経、絡脈)の定義、主要な循行経路、およびその生理的・病理的意義を区別できるかを確認する。特に「別行する正経」というキーワードで経別を判断する。
覚え方
経絡の各分類(正経、経別、奇経、絡脈)の定義、主要な循行経路、およびその生理的・病理的意義を区別できるかを確認する。特に「別行する正経」というキーワードで経別を判断する。
対になる知識
経絡には正経、経別、奇経、絡脈など多くの種類があり、それぞれの走行や機能、定義が混同しやすい。特に、正経と経別、奇経と絡脈の区別が重要である。
関連知識
十二経脈の流注(手足の三陰三陽)、奇経八脈の名称と主な走行・機能(任脈、督脈など)、十五絡脈や孫絡、浮絡の概念、およびそれらの臨床的意義について学習すると理解が深まる。