真菌性肺炎はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ニューモシスチス肺炎は、ニューモシスチス・イロベチイという真菌(以前は原虫に分類されていたが、現在は真菌に分類されている)によって引き起こされる日和見感染症であり、特に細胞性免疫が低下したHIV感染者や免疫抑制剤使用者などに多く見られる。真菌性肺炎の代表例であるため、選択肢4が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. レジオネラ肺炎は、レジオネラ菌というグラム陰性桿菌によって引き起こされる細菌性肺炎である。真菌性肺炎ではない。 正しくは:レジオネラ肺炎は細菌性肺炎である。
- 2. マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニエという細菌(ただし細胞壁を持たないため非定型肺炎に分類される)によって引き起こされる肺炎である。真菌性肺炎ではない。 正しくは:マイコプラズマ肺炎は細菌性肺炎(非定型肺炎)である。
- 3. クラミジア肺炎は、クラミジア・ニューモニエやクラミジア・トラコマチスなどのクラミジアによって引き起こされる細菌性肺炎(非定型肺炎に分類される)である。真菌性肺炎ではない。 正しくは:クラミジア肺炎は細菌性肺炎(非定型肺炎)である。
- 4. 正解。ニューモシスチス肺炎は、ニューモシスチス・イロベチイという真菌によって引き起こされるため、真菌性肺炎である。
国試ポイント
真菌性肺炎の原因菌としてニューモシスチス・イロベチイを覚えることが重要である。また、ニューモシスチス肺炎が日和見感染症であることも理解する。
混同注意
細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、非定型肺炎の原因菌との区別。ニューモシスチス・イロベチイがかつて原虫に分類されていたため、その分類変更を知らないと混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
「真菌性肺炎はどれか」という問題が出題された場合、選択肢の中にニューモシスチス・イロベチイを見つける。その他の感染症が提示された場合は、それぞれが細菌、ウイルス、マイコプラズマ、クラミジアのどれに分類されるかを確認する。
覚え方
「真菌性肺炎はどれか」という問題が出題された場合、選択肢の中にニューモシスチス・イロベチイを見つける。その他の感染症が提示された場合は、それぞれが細菌、ウイルス、マイコプラズマ、クラミジアのどれに分類されるかを確認する。
対になる知識
細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、非定型肺炎の原因菌との区別。ニューモシスチス・イロベチイがかつて原虫に分類されていたため、その分類変更を知らないと混同しやすい。
関連知識
ニューモシスチス肺炎の治療薬としてST合剤(サルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤)が用いられること。胸部X線やCTですりガラス影を呈すること。他の日和見感染症(サイトメガロウイルス感染症、カンジダ症など)。