めまいをきたす疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
メニエール病は内耳の蝸牛および前庭にある内リンパ水腫が原因で、めまい、難聴、耳鳴の3主徴を反復する疾患です。特にめまいは回転性めまいが特徴的で、数十分から数時間持続します。これは内リンパの圧変動が平衡感覚を司る前庭機能に影響を与えるためです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。メニエール病は内リンパ水腫により回転性のめまい、難聴、耳鳴の3主徴を反復する疾患であり、めまいをきたす代表的な疾患です。
- 2. パーキンソン病は進行性の神経変性疾患であり、運動症状(振戦、固縮、無動、姿勢反射障害)が主徴です。めまいは直接の主症状ではありません。 正しくは:パーキンソン病の主症状は、振戦(安静時)、固縮、無動、姿勢反射障害です。
- 3. クッシング病はACTH過剰分泌によるコルチゾール過剰症であり、満月様顔貌、中心性肥満、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症などが主症状です。めまいは直接の症状ではありません。 正しくは:クッシング病の主症状は、満月様顔貌、中心性肥満、皮膚線条、高血圧、糖尿病などです。
- 4. ウィルソン病は銅代謝異常による遺伝性疾患で、肝臓や脳、角膜などに銅が沈着し、肝機能障害、神経症状(錐体外路症状、精神症状)、カイザー・フライシャー環などが特徴です。めまいは直接の主症状ではありません。 正しくは:ウィルソン病の主症状は、肝機能障害、神経症状(振戦、ジストニア)、カイザー・フライシャー環などです。
国試ポイント
めまいを主症状とする代表的な疾患(メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎など)とその特徴的な症状を区別して覚えることが重要です。特にメニエール病の3主徴(めまい、難聴、耳鳴)は頻出です。
混同注意
脳梗塞や脳出血などの中枢性めまいは、意識障害、麻痺、構音障害などの神経学的局所症状を伴う点で末梢性めまいと区別されます。また、良性発作性頭位めまい症は特定の頭位変換でめまいが誘発される点が異なります。
次に同じ論点が出たら
めまいの問題が出た場合、めまいの性状(回転性、浮動性)、随伴症状(難聴、耳鳴、頭痛、意識障害、麻痺など)、誘発因子(頭位変換、ストレスなど)を確認し、末梢性か中枢性かを判断します。
覚え方
めまいの問題が出た場合、めまいの性状(回転性、浮動性)、随伴症状(難聴、耳鳴、頭痛、意識障害、麻痺など)、誘発因子(頭位変換、ストレスなど)を確認し、末梢性か中枢性かを判断します。
対になる知識
脳梗塞や脳出血などの中枢性めまいは、意識障害、麻痺、構音障害などの神経学的局所症状を伴う点で末梢性めまいと区別されます。また、良性発作性頭位めまい症は特定の頭位変換でめまいが誘発される点が異なります。
関連知識
めまいの分類(末梢性めまい、中枢性めまい、全身性疾患に伴うめまいなど)、それぞれの原因疾患と症状、治療法。特に、めまいの発作中に臥床を促し、症状に応じて制吐剤や抗めまい薬を使用するなどの初期対応も理解しておく必要があります。