高血圧性脳出血が最も好発する部位はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
高血圧性脳出血は、主に高血圧によって脆弱化した穿通枝が破綻することで生じます。被殻はレンズ核線条体動脈という穿通枝の終末部に栄養されており、この動脈が高血圧による影響を最も強く受けるため、高血圧性脳出血の最も好発する部位となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。被殻は、高血圧性脳出血において最も頻繁に出血が生じる部位です。これは、被殻を栄養するレンズ核線条体動脈が細く高血圧の影響を受けやすいためです。
- 2. 視床は高血圧性脳出血の好発部位の一つではありますが、被殻に次ぐ頻度であり、最も好発する部位ではありません。視床出血は意識障害や感覚障害を主徴とすることが多いです。 正しくは:視床は高血圧性脳出血の好発部位の一つだが、最も頻度が高いのは被殻である。
- 3. 橋は高血圧性脳出血の好発部位の一つですが、被殻や視床と比較すると頻度は低く、最も好発する部位ではありません。橋出血は重篤な意識障害や四肢麻痺、呼吸障害を来しやすく、予後不良です。 正しくは:橋は高血圧性脳出血の好発部位の一つだが、最も頻度が高いのは被殻である。
- 4. 前頭葉出血は、皮質下白質出血(脳葉性出血)に分類され、アミロイド血管症による脳出血や脳動静脈奇形破裂など、高血圧性脳出血以外の原因で生じることが多いです。高血圧性脳出血の最も好発する部位ではありません。 正しくは:前頭葉出血は主にアミロイド血管症や脳動静脈奇形破裂などによる脳葉性出血で多く、高血圧性脳出血の好発部位ではない。
国試ポイント
高血圧性脳出血の好発部位は、出血源となる血管の解剖学的特徴(穿通枝の走行と高血圧負荷)と深く関連していることを理解すること。特に被殻が最多であることを覚える。
混同注意
脳出血の好発部位は原因によって異なる。例えば、アミロイド血管症による脳出血は皮質下白質(脳葉性出血)に好発する。高血圧性脳出血は深部灰白質(被殻、視床、橋など)に好発する点で鑑別する。
次に同じ論点が出たら
高血圧性脳出血の好発部位に関する問題が出た場合は、まず被殻を第一候補として検討し、他の選択肢(視床、橋、小脳)も高血圧性脳出血の好発部位として適切かを判断する。
覚え方
高血圧性脳出血の好発部位に関する問題が出た場合は、まず被殻を第一候補として検討し、他の選択肢(視床、橋、小脳)も高血圧性脳出血の好発部位として適切かを判断する。
対になる知識
脳出血の好発部位は原因によって異なる。例えば、アミロイド血管症による脳出血は皮質下白質(脳葉性出血)に好発する。高血圧性脳出血は深部灰白質(被殻、視床、橋など)に好発する点で鑑別する。
関連知識
高血圧性脳出血の三大好発部位は、被殻、視床、橋である。これらは深部脳出血と呼ばれ、予後不良因子となることが多い。小脳出血も高血圧性脳出血の一つである。