子宮筋腫について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
子宮筋腫は、子宮の平滑筋組織から発生する良性腫瘍であり、エストロゲン受容体を有しているため、エストロゲンによって増殖が促進されるエストロゲン依存性疾患である。閉経によりエストロゲンが低下すると、筋腫は縮小傾向を示す。
選択肢ごとの解説
- 1. CA125は卵巣癌や子宮内膜症などで上昇することがある腫瘍マーカーであるが、子宮筋腫では通常上昇しない。 正しくは:子宮筋腫ではCA125は通常上昇しない。CA125は卵巣癌や子宮内膜症などで上昇することがある。
- 2. ヒトパピローマウイルス(HPV)感染は子宮頸癌の主要な原因であるが、子宮筋腫の発生には関与しない。 正しくは:子宮筋腫はHPV感染とは関係しない。HPV感染は子宮頸癌の原因である。
- 3. 子宮筋腫、特に粘膜下筋腫は、子宮内腔の変形や子宮内膜からの出血を引き起こしやすく、過多月経や不正性器出血の主要な原因の一つである。 正しくは:子宮筋腫は不正性器出血や過多月経をきたしやすい。
- 4. 正解。子宮筋腫は、エストロゲン受容体を有しており、卵巣から分泌されるエストロゲンによってその増殖が促進されるため、エストロゲン依存性疾患である。
国試ポイント
子宮筋腫はエストロゲン依存性疾患であり、主な症状や治療方針(薬物療法、手術療法)がエストロゲンの影響と関連していることを理解する。
混同注意
子宮筋腫と子宮腺筋症はどちらもエストロゲン依存性疾患であるが、筋腫が限局性腫瘍であるのに対し、腺筋症は子宮内膜組織が子宮筋層内に異所性に増殖する病態である点を区別する。また、子宮頸癌との関連を混同しない。
次に同じ論点が出たら
次に子宮筋腫に関する問題が出題された場合は、エストロゲンとの関連性、妊娠の有無、閉経の有無、症状の種類と重症度を判断材料とする。
覚え方
次に子宮筋腫に関する問題が出題された場合は、エストロゲンとの関連性、妊娠の有無、閉経の有無、症状の種類と重症度を判断材料とする。
対になる知識
子宮筋腫と子宮腺筋症はどちらもエストロゲン依存性疾患であるが、筋腫が限局性腫瘍であるのに対し、腺筋症は子宮内膜組織が子宮筋層内に異所性に増殖する病態である点を区別する。また、子宮頸癌との関連を混同しない。
関連知識
子宮筋腫の主な症状:過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状(頻尿、便秘など)。治療法:偽閉経療法(GnRHアゴニスト/アンタゴニスト)、子宮動脈塞栓術、子宮全摘術、筋腫核出術。閉経により自然に縮小する傾向がある。