パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
パーキンソン病の代表的な姿勢異常の一つに、体幹が前方に傾き、膝関節と股関節が屈曲する「前傾前屈姿勢」があります。これは、基底核のドーパミン不足により姿勢反射障害が生じるためです。重心が前方に移動し、転倒しやすくなります。
選択肢ごとの解説
- 1. 下垂足は腓骨神経麻痺などで見られる症状であり、パーキンソン病の直接的な症状ではありません。パーキンソン病では筋力低下は主要症状ではありません。 正しくは:パーキンソン病では下垂足は典型的ではありません。小刻み歩行や突進現象が典型的です。
- 2. 正解。パーキンソン病の代表的な姿勢異常であり、姿勢反射障害によって体幹が前方に傾き、膝や股関節が屈曲する特徴的な姿勢です。重心が前方に移動し、転倒のリスクを高めます。
- 3. 大殿筋歩行は、大殿筋の麻痺により股関節伸展ができず、体幹を後方に反らせることで重心を移動させる歩行様式です。パーキンソン病の症状ではありません。 正しくは:パーキンソン病では大殿筋歩行ではなく、小刻み歩行や突進歩行が見られます。
- 4. ミオクロニー発作は、てんかんの一種であり、筋肉の突然の短時間の不随意収縮を特徴とします。パーキンソン病の主要な症状ではありません。 正しくは:パーキンソン病ではミオクロニー発作ではなく、安静時振戦、固縮、無動、姿勢反射障害が主要症状です。
国試ポイント
パーキンソン病の四大症状(振戦、固縮、無動、姿勢反射障害)とその具体的な臨床徴候を覚えることが重要です。特に姿勢反射障害による特有の姿勢と歩行は頻出です。
混同注意
他の神経疾患や整形外科疾患による姿勢異常と混同しないよう注意が必要です。例えば、脊柱管狭窄症による前屈位は、間欠性跛行を伴う点で鑑別できます。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合、パーキンソン病の症状を問う問題では、四大症状(振戦、固縮、無動、姿勢反射障害)に関連する具体的な身体所見や姿勢、歩行様式に注目して判断します。
覚え方
次に同様の問題が出た場合、パーキンソン病の症状を問う問題では、四大症状(振戦、固縮、無動、姿勢反射障害)に関連する具体的な身体所見や姿勢、歩行様式に注目して判断します。
対になる知識
他の神経疾患や整形外科疾患による姿勢異常と混同しないよう注意が必要です。例えば、脊柱管狭窄症による前屈位は、間欠性跛行を伴う点で鑑別できます。
関連知識
パーキンソン病では、前傾前屈姿勢の他に、小刻み歩行、突進現象、すくみ足などの歩行障害も見られます。これらも姿勢反射障害に起因します。また、仮面様顔貌、構音障害、嚥下障害なども関連症状として重要です。