頭頸部の筋に関する記述で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
胸鎖乳突筋は副神経および頸神経叢の枝(C2〜C3)によって支配される。頭部を対側に回旋させ、同側に側屈させる働きを持つ頸部の大きな筋である。
選択肢ごとの解説
- 1. 舌骨上筋群は三叉神経や顔面神経、頸神経叢の枝などによって支配され、動眼神経の支配ではない。
- 2. 正解。胸鎖乳突筋は副神経および頸神経叢の枝(C2〜C3)によって支配される。頭部を対側に回旋させ、同側に側屈させる働きを持つ頸部の大きな筋である。
- 3. 咀嚼筋(咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋)は三叉神経(下顎神経)によって支配される。顔面神経の支配を受けるのは表情筋であり、咀嚼筋とは神経支配が異なるため誤りである。
- 4. 上眼瞼挙筋は動眼神経によって支配される。顔面神経は表情筋を支配する神経であり、眼瞼を閉じる眼輪筋などを支配するが、上眼瞼挙筋の支配神経ではないため誤りである。
国試ポイント
頭頸部の主要な筋と、それらを支配する脳神経の組み合わせが頻出する。
覚え方
胸鎖乳突筋と僧帽筋=副神経
対になる知識
胸鎖乳突筋は副神経(第XI脳神経)によって支配される運動筋である。これに対し、表情筋はすべて顔面神経(第VII脳神経)によって支配されており、頭頸部の筋群の神経支配を区別する上で重要なポイントとなる。
関連知識
副神経は第XI脳神経であり、頭部を回旋させる胸鎖乳突筋と、肩甲骨を動かす僧帽筋を支配する運動神経である。胸鎖乳突筋は胸骨柄と鎖骨内側1/3から起こり乳様突起に停止し、その表面を頸神経叢の皮枝が浅過する。