滑車神経について正しい記述はどれか。
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正解は1番
解説
滑車神経(第4脳神経)は純粋な運動神経であり、眼窩の上斜筋を支配する。上斜筋は眼球を回旋させつつ下外側へ動かす作用に関与するため、これが正しい。神経核は中脳の下丘レベルに位置する。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。滑車神経(第4脳神経)は純粋な運動神経であり、眼窩の上斜筋を支配する。上斜筋は眼球を回旋させつつ下外側へ動かす作用に関与するため、これが正しい。神経核は中脳の下丘レベルに位置する。
- 2. これは顔面神経(第7脳神経)の機能である。顔面神経は顔面表情筋や涙腺・唾液腺の分泌などを支配する。滑車神経は上斜筋を支配する運動神経である。
- 3. これは動眼神経(第3脳神経)の副交感神経成分の働きであり、瞳孔括約筋を収縮させ縮瞳を起こす。滑車神経は上斜筋を支配して眼球を動かす。
- 4. これは三叉神経(第5脳神経)の機能である。三叉神経は顔面の知覚と咀嚼筋の運動を司る。滑車神経は上斜筋を支配する眼球運動に関与する。
国試ポイント
脳神経の番号、名称、支配筋(特に眼球運動に関与する動眼神経・滑車神経・外転神経)の組み合わせは国家試験で非常に頻出である。
覚え方
動いて(動眼神経)滑る(滑車神経)外(外転神経)=上斜筋は滑車神経、外側直筋は外転神経、その他は動眼神経
対になる知識
動眼神経は上直筋・内側直筋・下直筋・下斜筋・上眼瞼挙筋の眼筋と瞳孔括約筋を支配し、外転神経は外側直筋を支配する。これに対し、滑車神経は上斜筋のみを単独で支配しているという特徴がある。
関連知識
眼球運動に関与する脳神経には動眼神経・滑車神経・外転神経がある。滑車神経は12対の脳神経の中で最も細く、唯一脳の背側(中脳の小脳傍帯水道周辺)から起始し、完全に交叉して反対側の眼窩へ向かう特異な解剖学的特徴を持つ。