東洋医学における「陰」の生理作用はどれか。
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正解は2番
解説
東洋医学において「陰」は物質的基盤であり、静的で下降、抑制、滋潤、そして寧静などの生理作用をになう。生体の過剰な興奮を抑え、心神を落ち着かせて精神的安定を保つ「寧静」は、陰の性質を代表する重要な生理作用である。
選択肢ごとの解説
- 1. これは陽の生理作用である。昇散は気機の上昇や発散にかかわる「陽」の性質であり、「陰」が持つ下降や収斂の性質とは異なるため誤り。
- 2. 正解。東洋医学において「陰」は物質的基盤であり、静的で下降、抑制、滋潤、そして寧静などの生理作用をになう。生体の過剰な興奮を抑え、心神を落ち着かせて精神的安定を保つ「寧静」は、陰の性質を代表する重要な生理作用である。
- 3. これは陽の生理作用である。温煦は陽気のもつ体を温める働きであり、「陰」の持つ涼潤や冷却の性質とは異なるため誤り。
- 4. これは陽の生理作用である。興奮や動的・活性化といった性質は「陽」に属し、「陰」の持つ静的・抑制的な性質とは対極にあるため誤り。
国試ポイント
陰陽の生理作用の対比は頻出である。陽の作用(推動・温煦・気化・興奮)と陰の作用(寧静・滋養・抑制・斂蔵)を明確に区別して覚える必要がある。
覚え方
「陽は動かす(推動・温煦・気化)、陰は鎮める(寧静・滋養)」と覚える。
対になる知識
東洋医学における陽の生理作用としては、気化、温煦、推動、興奮などが挙げられる。これに対して陰の生理作用には、寧静、滋養、抑制、斂蔵などが含まれ、生体の恒常性を保つために不可欠な要素となっている。
関連知識
臓腑の生理機能や気血津液の代謝においても、物質面や冷却・静的な側面を陰、機能面や温熱・動的な側面を陽として捉える視点が基本となる。陰陽のバランスが崩れることで様々な疾患や体調不良が引き起こされる。