腎臓について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
足細胞(podocyte)は、糸球体毛細血管の外面を覆う特殊な上皮細胞であり、その突起(足突起)が毛細血管壁と密着して、血液の濾過バリアの一部であるスリット膜を形成しているため、糸球体表面を取り囲んでいると言える。
選択肢ごとの解説
- 1. 腎小体は、腎臓の皮質に位置しており、髄質には存在しない。髄質には主にヘンレループと集合管が走行している。 正しくは:腎小体は皮質に散在する。
- 2. 腎乳頭は、集合管が開口する腎錐体(髄質の一部)の先端部であり、尿が腎杯へ排出される部位である。腎柱は、皮質が髄質に入り込んだ部分であり、腎乳頭とは異なる構造である。 正しくは:腎錐体の先端を腎乳頭という。
- 3. 集合管は、複数のネフロンから尿を集めて腎乳頭へと導く管であり、ネフロンには含まれない。ネフロンは腎小体と尿細管(近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管)から構成される。 正しくは:集合管はネフロンを構成しない。
- 4. 正解。足細胞は、糸球体毛細血管の外側表面を覆う特殊な細胞で、足突起が毛細血管に巻きつくように存在し、血液濾過の重要な部分であるスリット膜を形成している。したがって、糸球体表面を取り囲んでいるは正しい。
国試ポイント
腎臓の構造と機能に関する基本的な解剖学および組織学の知識。特に、ネフロンの各部位の名称、位置、細胞の種類と機能。
混同注意
ネフロンと集合管の区別、腎臓の皮質と髄質における構造の配置、糸球体構成細胞の種類と役割。
次に同じ論点が出たら
腎臓の各部位の解剖学的名称と位置、および構成する細胞の種類と機能が正確に頭に入っているかを確認する。特に、濾過バリアを構成する要素(内皮細胞、基底膜、足細胞)を理解しているか。
覚え方
腎臓の各部位の解剖学的名称と位置、および構成する細胞の種類と機能が正確に頭に入っているかを確認する。特に、濾過バリアを構成する要素(内皮細胞、基底膜、足細胞)を理解しているか。
対になる知識
ネフロンと集合管の区別、腎臓の皮質と髄質における構造の配置、糸球体構成細胞の種類と役割。
関連知識
ネフロンは腎臓の機能単位であり、腎小体(糸球体とボーマン嚢)と尿細管(近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管)から構成される。集合管はネフロンに含まれず、複数のネフロンからの尿を集める管である。