病気でもないのに病気と考えたり、些細な身体の不調を重大な疾患と考え、執拗に訴えるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
心気症は、身体の不不調を病気ではないのに病気だと感じたり、些細な症状を重大な病気だと思い込み、不安を感じたり、病院を転々としたりする精神疾患です。客観的な医学的評価で身体疾患がないにもかかわらず、その確信が揺るがないのが特徴です。
選択肢ごとの解説
- 1. 強迫神経症(現在の診断名は強迫症)は、不合理な考え(強迫観念)や行為(強迫行為)を繰り返す精神疾患であり、病気ではないのに病気と考えたり、身体の不調を重大な疾患と考えることは主症状ではないため誤り。 正しくは:特定の不合理な観念や衝動にとらわれ、それを打ち消すために特定の行為を繰り返す。
- 2. 正解。心気症は、身体の些細な不調を重大な疾患であると確信し、その不安から執拗に医療機関を受診したり訴えたりする精神疾患であり、問題文の記述と合致するため正解。
- 3. 不安神経症(現在の診断名は不安症群)は、特定の対象がない全般的な不安や、特定の状況に対する強い不安が主な症状であり、身体の不調を重大な病気と考えることとは異なるため誤り。 正しくは:漠然とした不安、動悸、発汗、震えなどの身体症状を伴う不安が持続する。
- 4. 抑うつ神経症(現在の診断名は気分変調症または持続性抑うつ障害)は、抑うつ気分が主な症状であり、身体の不調を重大な病気と考えることは主症状ではないため誤り。 正しくは:長期間にわたる軽度から中等度の抑うつ気分が続く。
国試ポイント
心気症の定義と特徴、および他の神経症との鑑別を理解する。
混同注意
身体症状症、強迫症、不安症とは混同しやすいが、心気症は具体的な身体症状よりも、重大な病気であるという確信とその不安に焦点がある点で異なる。
次に同じ論点が出たら
「病気でもないのに病気と考える」「些細な身体の不調を重大な疾患と考え、執拗に訴える」という記述があるかを確認する。
覚え方
「病気でもないのに病気と考える」「些細な身体の不調を重大な疾患と考え、執拗に訴える」という記述があるかを確認する。
対になる知識
身体症状症、強迫症、不安症とは混同しやすいが、心気症は具体的な身体症状よりも、重大な病気であるという確信とその不安に焦点がある点で異なる。
関連知識
DSM-5における身体症状症および関連症群に含まれる疾患概念の変遷。身体症状症、変換症(機能性神経症状症)などの鑑別疾患。