上腕二頭筋の作用で正しいものはどれか。
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正解は3番
解説
上腕二頭筋は強力な肘関節の屈曲筋であり、さらに橈骨粗面に停止するため前腕を外側にひねる回外作用を持つ。肩関節の屈曲にも補助的に関与することから、肘関節の屈曲と前腕の回外という二つの主動作を兼ね備えているため本選択肢が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 前腕の回内は円回内筋や方形回内筋の作用であり、上腕二頭筋は回外に働くため誤りである。
- 2. 肘関節の伸展は上腕二頭筋の拮抗筋である上腕三頭筋の作用であり、上腕二頭筋は肘関節を屈曲させるため本記述は誤りである。
- 3. 正解。上腕二頭筋は強力な肘関節の屈曲筋であり、さらに橈骨粗面に停止するため前腕を外側にひねる回外作用を持つ。肩関節の屈曲にも補助的に関与することから、肘関節の屈曲と前腕の回外という二つの主動作を兼ね備えているため本選択肢が正しい。
- 4. 肘関節の伸展は上腕三頭筋や肘筋の作用であり、前腕の回内は円回内筋などの働きであるため、上腕二頭筋の作用に関する本記述は誤りである。
国試ポイント
上腕二頭筋の二つの主要な作用(肘関節屈曲・前腕回外)および支配神経(筋皮神経)は解剖学の基本問題としてよく問われる。
覚え方
ニド(二頭筋)でバイバイ(回外)、スープをすする動作(屈曲+回外)。
対になる知識
上腕二頭筋の作用は肘関節の屈曲と前腕の回外である。これに対し、その拮抗筋である上腕三頭筋は肘関節の伸展に作用し、前腕の回内筋としては円回内筋や方形回内筋が働き、屈曲には上腕筋や腕橈骨筋が協働して働く。
関連知識
上腕二頭筋は長頭と短頭の2つの頭を持ち、どちらも肩甲骨(関節上結節と烏口突起)から起始して橈骨粗面に停止する。筋皮神経(C5〜C6)によって支配されており、上腕二頭筋反射は頸髄神経の機能を調べる代表的な深部腱反射の一つである。