パーキンソン病の病因に関与するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
パーキンソン病は、中脳の黒質緻密部におけるドパミン作動性神経細胞の変性・脱落によって、線条体でのドパミンが欠乏することにより発症する神経変性疾患である。これにより、運動機能の調節に重要なドパミン神経伝達系が障害され、振戦、固縮、無動、姿勢反射障害といった特徴的な運動症状が出現する。
選択肢ごとの解説
- 1. コルチゾールは副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンであり、ストレス応答や糖代謝に関与するが、パーキンソン病の直接的な病因ではない。 正しくは:パーキンソン病の病因に関与するのはドパミンである。
- 2. セロトニンは気分、睡眠、食欲などを調節する神経伝達物質であり、うつ病などの精神疾患との関連が深い。パーキンソン病の主要な病因とは異なる。 正しくは:パーキンソン病の病因に関与するのはドパミンである。
- 3. インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値の調節に重要な役割を果たす。糖尿病の病態に深く関わるが、パーキンソン病の病因ではない。 正しくは:パーキンソン病の病因に関与するのはドパミンである。
- 4. 正解。パーキンソン病は、中脳黒質におけるドパミン作動性神経細胞の変性・脱落により、ドパミンの欠乏が起こることで発症する神経変性疾患であるため、ドパミンが病因に深く関与する。
国試ポイント
パーキンソン病の主要な病態生理であるドパミン作動性神経系の変性とドパミン欠乏を理解する。
混同注意
神経伝達物質の種類とそれらが関与する疾患を正確に区別すること。例えば、セロトニンはうつ病、アセチルコリンはアルツハイマー病など。
次に同じ論点が出たら
パーキンソン病に関する問題が出た場合、まず「ドパミン」というキーワードと「黒質の変性」を結びつけて考える。
覚え方
パーキンソン病に関する問題が出た場合、まず「ドパミン」というキーワードと「黒質の変性」を結びつけて考える。
対になる知識
神経伝達物質の種類とそれらが関与する疾患を正確に区別すること。例えば、セロトニンはうつ病、アセチルコリンはアルツハイマー病など。
関連知識
パーキンソン病の治療薬(L-DOPA製剤、ドパミンアゴニスト、MAO-B阻害薬など)も、このドパミン欠乏を補う目的で使用されることを合わせて覚える。