舌質の色でみられるのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
舌質の色は舌本体の色調を指し、東洋医学では舌の異常を判断する重要な要素です。紫色の舌質は、血瘀(けつお)と呼ばれる血液循環の停滞を示すことが多く、慢性的な痛みや腫瘍、心血管系の問題など、さまざまな病態で見られます。これは、舌下の静脈の怒張や暗紅色調として現れることもあります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。紫色は舌質の色として観察され、血瘀(血液循環の停滞)を示す代表的な所見です。
- 2. 黒色は主に舌苔の色として観察されます(黒苔)。舌質が黒くなることは稀ですが、極めて重篤な血瘀や熱極、寒極の場合に見られることもあります。しかし、一般的には舌質の色としては紫の方が典型的で頻度が高いです。 正しくは:黒色は主に舌苔の色(黒苔)として認識される。
- 3. 黄色は主に舌苔の色として観察されます(黄苔)。舌質が黄色を呈することは通常ありません。 正しくは:黄色は主に舌苔の色(黄苔)として認識される。
- 4. 白色は主に舌苔の色として観察されます(白苔)。舌質が白色を呈することは通常ありません。 正しくは:白色は主に舌苔の色(白苔)として認識される。
国試ポイント
舌診における舌質(ぜっしつ)と舌苔(ぜったい)の区別を理解し、それぞれの異常が示す病態を覚えることが重要です。特に舌質の色は、生体の気血の状態を反映します。
混同注意
舌質の色と舌苔の色は混同しやすいですが、舌質は舌本体の色、舌苔は舌の表面に付着するコケの色を指します。舌苔の色は主に熱や寒、湿の状態を示し、舌質の色はより深い臓腑の病変や気血の状態を反映します。
次に同じ論点が出たら
次に舌診の色に関する問題が出た場合、それが「舌質の色」を問うているのか、「舌苔の色」を問うているのかをまず確認し、それぞれが示す病態を正確に判断します。特に舌質の場合は、舌の本体の色調変化に注目して判断します。
覚え方
次に舌診の色に関する問題が出た場合、それが「舌質の色」を問うているのか、「舌苔の色」を問うているのかをまず確認し、それぞれが示す病態を正確に判断します。特に舌質の場合は、舌の本体の色調変化に注目して判断します。
対になる知識
舌質の色と舌苔の色は混同しやすいですが、舌質は舌本体の色、舌苔は舌の表面に付着するコケの色を指します。舌苔の色は主に熱や寒、湿の状態を示し、舌質の色はより深い臓腑の病変や気血の状態を反映します。
関連知識
舌診では、舌質の色(赤、淡、紫、暗)、形(胖大、痩薄)、動態(震顫、偏斜)と、舌苔の色(白、黄、灰、黒)、厚薄(薄、厚)、潤燥(燥、滑)を総合的に観察します。紫舌は血瘀の他に寒凝血瘀や熱鬱血瘀など、病態によってさらに細分化されます。