気機を上昇させる特性をもつ五志に損傷されやすい臓の症状はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
気機を上昇させる特性をもつ五志は「怒」であり、怒は肝に損傷を与えやすい。肝は目に開竅し、肝血の不足は目を滋養できなくなり、目のかすみなどの症状を引き起こすため、選択肢1が正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。気機を上昇させる特性をもつ五志は「怒」であり、怒は肝に損傷を与える。肝は目に開竅し、肝血の不足は目を滋養できなくなり、目のかすみなどの症状を引き起こすため。
- 2. 不整脈は一般的に心臓の機能異常に関連する。五志では「喜」が心に損傷を与えやすいが、「怒」とは直接関連しない。 正しくは:不整脈は「心」の症状であり、五志では「喜」が心に損傷を与える。
- 3. 皮膚の乾燥は一般的に肺の機能失調や津液の不足に関連する。五志では「悲」が肺に損傷を与えやすいが、「怒」とは直接関連しない。 正しくは:皮膚の乾燥は「肺」の症状であり、五志では「悲」が肺に損傷を与える。
- 4. 歯のぐらつきは一般的に腎の機能低下や腎精の不足に関連する。五志では「恐」が腎に損傷を与えやすいが、「怒」とは直接関連しない。 正しくは:歯のぐらつきは「腎」の症状であり、五志では「恐」が腎に損傷を与える。
国試ポイント
五志(怒、喜、思、悲、恐)と五臓(肝、心、脾、肺、腎)の関連性、および各臓腑の生理機能と病変による症状を覚えることが重要。
混同注意
五志と五行(木、火、土、金、水)の関連、五志と臓腑の生理・病理の関係を混同しやすい。特に「怒は肝」と「喜は心」はよく出題される。
次に同じ論点が出たら
気機の上昇と関連する五志が問われた場合は「怒」を、損傷されやすい臓が問われた場合は「肝」を、それによって生じる症状として「目」に関するものや「筋」に関するものに注目して判断する。
覚え方
気機の上昇と関連する五志が問われた場合は「怒」を、損傷されやすい臓が問われた場合は「肝」を、それによって生じる症状として「目」に関するものや「筋」に関するものに注目して判断する。
対になる知識
五志と五行(木、火、土、金、水)の関連、五志と臓腑の生理・病理の関係を混同しやすい。特に「怒は肝」と「喜は心」はよく出題される。
関連知識
肝は血を蔵し、疏泄を主る。肝血の不足は目に影響を与えるほか、爪の乾燥や筋の引きつり、月経不順などを引き起こす。また、肝は疏泄失調により気滞や気逆を招くことがある。