リンパ節腫脹の原因とならないものはどれか。
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正解は1番
解説
リンパ節腫脹の原因には感染症、悪性腫瘍(白血病や悪性リンパ腫、転移性悪性腫瘍など)、免疫疾患などがある。鼠径ヘルニアは腸管などが脱出するものであり、リンパ節腫脹の原因とはならない。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。リンパ節腫脹の原因には感染症、悪性腫瘍(白血病や悪性リンパ腫、転移性悪性腫瘍など)、免疫疾患などがある。鼠径ヘルニアは腸管などが脱出するものであり、リンパ節腫脹の原因とはならない。
- 2. 感染症では細菌やウイルスなどの病原体に対する免疫応答により、所属リンパ節が反応性増殖を起こして腫脹するため、リンパ節腫脹の原因となる。
- 3. 鉄欠乏性貧血は体内鉄の不足によるヘモグロビン合成障害を原因とする貧血であり、リンパ節の病変を直接引き起こすものではないが、本問においては選択肢3の鼠径ヘルニアが最も直接的な非原因として扱われる。
- 4. 悪性リンパ腫はリンパ球の悪性新生物であり、リンパ節の腫大を主徴とするため、リンパ節腫脹の原因となる。
国試ポイント
リンパ節腫脹を引き起こす主要な原因(感染、炎症、腫瘍、転移)と、他疾患(ヘルニア等)との鑑別が重要。
覚え方
「ヘルニアは臓器の飛び出し、リンパ節腫脹とは別物」
対になる知識
感染症、白血病、悪性腫瘍の転移などは、リンパ節自体の炎症や腫瘍細胞の増殖によりリンパ節腫脹を引き起こす。対して、鼠径ヘルニアは腹腔内臓器が腹壁の脆弱部から脱出する病態であり、リンパ節の病変ではなく鑑別すべき腫瘤である。
関連知識
リンパ節は全身の免疫防御網として機能し、特に頸部、腋窩、鼠径部に多く集まる。鼠径部にみられる腫瘤としてはリンパ節腫脹のほかに、脱出を伴う鼠径ヘルニアや大隠静脈の静脈瘤などが挙げられ、慎重な鑑別診断が必要となる。