健康成人の尿の生理的特徴として正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は1番
解説
健康成人の尿には通常グルコースはほとんど含まれない(すべて糸球体でろ過された後に尿細管で再吸収されるため)。血糖値が腎性閾値を超えると尿中に排泄(尿糖)される。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。健康成人の尿には通常グルコースはほとんど含まれない(すべて糸球体でろ過された後に尿細管で再吸収されるため)。血糖値が腎性閾値を超えると尿中に排泄(尿糖)される。
- 2. 健康成人の1日の尿量は約1000〜1500mLである。5000mLは多尿の状態である。
- 3. 尿素やクレアチニンなどの老廃物・代謝産物は、尿細管で再吸収されずに濃縮されて排泄される。
- 4. これは誤り。尿のpHは通常は弱酸性(平均約6.0)を示し、強いアルカリ性を示すことは生理的な状態では稀である。
国試ポイント
健康成人の1日の尿量(1000〜1500mL)、pH(弱酸性)、尿糖の有無(通常陰性)の基本数値・性質は頻出。
覚え方
尿量=1〜1.5L、pH=弱酸性(約6)、グルコース=通常なし
対になる知識
健康な成人の正常尿には、水分、電解質、尿素、尿酸、クレアチニンなどの代謝産物が含まれる。これに対し、グルコース(尿糖)やタンパク質(蛋白尿)などは通常ほとんど含まれず、検出される場合は何らかの病態が疑われる。
関連知識
腎臓での尿生成は、まず糸球体での血液ろ過が行われ、その後に尿細管での必要な物質の再吸収および不要物質の分泌を経て行われる。抗利尿ホルモン(ADH)などは尿細管での水の再吸収量を調節し、体液量を一定に保つ。