尿失禁や骨盤臓器脱に対する生活指導として正しいのはどれか。
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正解は2番
解説
腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱は、骨盤底筋群の支持機能低下や腹圧の過度な上昇が主因である。そのため、重い物を持ち上げる動作、激しいジャンプ運動、腹筋運動など、腹腔内圧を急激に高める運動や習慣を控えることが生活指導の基本となる。日常的に腹圧の上昇を避けることは、骨盤底への負担を軽減し症状の悪化を防ぐために重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 重い物の持ち上げは腹圧を著しく上昇させるため、骨盤底への負担となり不適切である。
- 2. 正解。腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱は、骨盤底筋群の支持機能低下や腹圧の過度な上昇が主因である。そのため、重い物を持ち上げる動作、激しいジャンプ運動、腹筋運動など、腹腔内圧を急激に高める運動や習慣を控えることが生活指導の基本となる。日常的に腹圧の上昇を避けることは、骨盤底への負担を軽減し症状の悪化を防ぐために重要である。
- 3. これは不適切な生活指導。過度な水分制限を行うと尿が濃縮されて膀胱粘膜が刺激され、かえって頻尿や尿意切迫感を悪化させる原因となるため、適度な水分摂取を促す。
- 4. ジャンプ運動などの強い衝撃や腹圧がかかる動作は症状を悪化させるため避けるべきである。
国試ポイント
骨盤底筋機能不全に対する生活指導では、骨盤底筋群を鍛える訓練(ケーゲル体操)が推奨される一方、腹圧を高める行為(重い物を持つ、激しい運動)は症状を悪化させるため禁止・制限される点が問われる。
覚え方
鍛える:骨盤底筋訓練 ⇄ 避ける:腹圧上昇(重いもの・ジャンプ)
対になる知識
尿失禁や骨盤臓器脱に対する生活指導では、骨盤底を支持する筋肉の機能維持が鍵となる。骨盤底筋群を意識的に収縮させて強化する骨盤底筋訓練(ケーゲル体操)は症状の改善に極めて有効である。反対に、重い物を持ち上げる動作や激しいジャンプ運動、強い腹圧を継続的にかける習慣は、骨盤底筋群や靭帯に過剰な負担をかけ症状を悪化させるため控える必要がある。
関連知識
腹圧性尿失禁は咳やくしゃみなどの腹圧上昇時に尿漏れを起こす。便秘も腹圧上昇の要因となるため排便コントロールが重要であり、肥満の改善も骨盤底筋の負担軽減に寄与する。