経脈病証で難聴が起こるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
手の太陽経は、小腸経であり、耳に走行するため、経脈病証として難聴を呈します。具体的には、小腸経の経筋が耳の周囲を走行しており、その機能異常が聴覚障害を引き起こすと考えられます。
選択肢ごとの解説
- 1. 足の少陰経(腎経)は耳と関連が深く、腎虚による難聴はよく見られますが、経脈病証として難聴が直接的に起こる主要な経脈としては手の太陽経がより適切です。ただし、難聴を引き起こす可能性のある経脈の一つではあります。 正しくは:腎虚による難聴や耳鳴り。
- 2. 正解。手の太陽経(小腸経)は耳を巡るため、経脈病証として難聴が起こりやすい経脈です。『難経』でも小腸経の病証として耳の疾患が挙げられています。
- 3. 足の厥陰経(肝経)は目と関連が深く、肝火上炎や肝血虚によって目の症状が出やすいですが、直接的な経脈病証として難聴が起こることは稀です。 正しくは:目の充血、めまい、胸脇部の張り。
- 4. 手の陽明経(大腸経)は主に顔面、鼻、歯、喉の疾患を主治としますが、難聴は主要な経脈病証ではありません。顔面部に走行するため、耳の近くを通りますが、直接的な聴覚障害の主治ではありません。 正しくは:歯痛、鼻出血、咽喉の腫痛。
国試ポイント
経脈の走行と主治症、特に感覚器(耳、目など)に関する病証を覚えることが重要です。
混同注意
難聴は多くの経脈病証で関連する可能性がありますが、手の太陽経は特に『難経』などの古典で耳の病と関連が深いとされています。他の経脈も耳と関連しますが、手の太陽経が選択肢にある場合は優先的に検討します。
次に同じ論点が出たら
難聴を呈する経脈病証の問題が出た場合、まず手の太陽経(小腸経)と足の少陰経(腎経)を疑い、次に選択肢の他の経脈の走行と主治症を照らし合わせて判断します。
覚え方
難聴を呈する経脈病証の問題が出た場合、まず手の太陽経(小腸経)と足の少陰経(腎経)を疑い、次に選択肢の他の経脈の走行と主治症を照らし合わせて判断します。
対になる知識
難聴は多くの経脈病証で関連する可能性がありますが、手の太陽経は特に『難経』などの古典で耳の病と関連が深いとされています。他の経脈も耳と関連しますが、手の太陽経が選択肢にある場合は優先的に検討します。
関連知識
足の少陰経(腎経)も耳と関連が深く、特に腎虚による難聴は頻出です。足の厥陰経(肝経)は目と関連が深く、手の陽明経(大腸経)は歯痛や鼻、顔面部と関連が深いです。各経脈の循行と主治症はセットで覚えるようにしましょう。