口腔癌の主要な前癌病変はどれか。
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正解は3番
解説
白板症は、口腔粘膜に生じる境界鮮明な白色の斑状病変であり、摩擦しても剥離しない。前癌病変の一つとして重要視されており、放置すると扁平上皮癌へと進展するリスクがあるため、経過観察や組織学的検査が必要となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 前立腺肥大症は高齢男性に高頻度にみられる良性の腺組織・間質増殖であり、前立腺癌の前癌病変とは直接のつながりはない(発生由来の部位が異なる)。
- 2. 子宮筋腫は子宮平滑筋から発生する良性腫瘍であり、子宮体癌や子宮頸癌の前癌病変ではなく、悪性化することは極めてまれである。
- 3. 正解。白板症は、口腔粘膜に生じる境界鮮明な白色の斑状病変であり、摩擦しても剥離しない。前癌病変の一つとして重要視されており、放置すると扁平上皮癌へと進展するリスクがあるため、経過観察や組織学的検査が必要となる。
- 4. 乳腺症は乳腺組織に生じる良性の増殖性病変であり、乳癌の前癌病変とは考えられていないが、一部の非典型過形成は乳癌のリスクをわずかに高めることがある。
国試ポイント
口腔内の前癌病変の代表例として「白板症」と「紅板症」の名称および悪性化の危険性を問う問題が頻出する。
覚え方
口の白黒つけよう白板症(口腔の代表的な前癌病変は白板症)
対になる知識
各臓器の代表的な前癌病変として、食道腺癌ではバレット食道、胃癌では慢性萎縮性胃炎および胃の異形成、大腸癌では大腸腺腫(腺腫性ポリープ)が知られており、早期発見と経過観察が極めて重要視される。
関連知識
前癌病変とは、組織学的に良性ではあるが、そのまま放置すると高率に悪性腫瘍(癌)へと移行する変化を示す生体組織の状態をいう。口腔癌では喫煙や飲酒が主要な危険因子である。