内因において、気を緩ませる感情が過度に生じることでみられる症状はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
気の過度な緩みは、中医学の五臓学説において『喜』の感情が過剰になった状態と関連付けられます。喜は心と関係し、過度な喜は心神の擾乱を引き起こし、心拍の不整として動悸が生じやすいため、選択肢2が正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 失禁は、主に腎と関係する『恐』の感情が過剰になった場合にみられる症状であり、気を緩ませる感情とは異なります。 正しくは:恐の感情が過剰になった場合にみられる症状です。
- 2. 正解。気を緩ませる感情の過剰、すなわち過度な喜は心神を擾乱させ、心臓の拍動に異常をきたし、動悸として現れます。
- 3. 食欲不振は、主に『思』の感情が過剰になった場合にみられる症状です。思は脾と関係し、脾の運化機能に影響を与えます。 正しくは:思の感情が過剰になった場合にみられる症状です。
- 4. 声のかすれは、主に『悲』や『憂』の感情が過剰になった場合にみられる症状で、肺と関係が深いです。 正しくは:悲や憂の感情が過剰になった場合にみられる症状です。
国試ポイント
内因における七情と臓腑の関係、およびそれぞれの情動が過剰になった際の症状を覚えることが重要です。
混同注意
単に「気を緩ませる」と聞くとリラックス効果を連想しがちですが、中医学における「過度に気を緩ませる」感情は、心神の興奮や散漫を引き起こし、身体に悪影響を及ぼす点に注意が必要です。特に現代医学のリラックス効果とは区別して理解する必要があります。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合は、まず問題文がどの感情の過剰を示しているかを特定し、その感情が関係する臓腑を特定、次にその臓腑が病変した際に現れる主要な症状と選択肢を照合して判断します。
覚え方
同様の論点が出た場合は、まず問題文がどの感情の過剰を示しているかを特定し、その感情が関係する臓腑を特定、次にその臓腑が病変した際に現れる主要な症状と選択肢を照合して判断します。
対になる知識
単に「気を緩ませる」と聞くとリラックス効果を連想しがちですが、中医学における「過度に気を緩ませる」感情は、心神の興奮や散漫を引き起こし、身体に悪影響を及ぼす点に注意が必要です。特に現代医学のリラックス効果とは区別して理解する必要があります。
関連知識
七情(喜、怒、憂、思、悲、恐、驚)と各臓腑(心、肝、脾、肺、腎)の関係、およびそれぞれの感情が過剰になった際の典型的な症状(例:怒りすぎると肝を傷つけ、気が上昇し頭痛やめまい)を関連付けて学習すると効果的です。