大腸癌の主要な前癌病変の一つはどれか。
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正解は4番
解説
大腸癌の主要な前癌病変の一つは大腸腺腫である。腺腫内の異型度が高まるにつれて癌化のリスクが上昇するため、内視鏡的切除の対象となる。
選択肢ごとの解説
- 1. 前立腺肥大症は前立腺の実質や間質が良性過形成を起こしたものであり、前立腺癌の前癌病変として直接移行するわけではない。
- 2. 子宮筋腫は子宮平滑筋由来の良性の平滑筋腫であり、子宮体癌や子宮頸癌の前癌病変ではないため本問の条件には当てはまらない。
- 3. 乳腺症はホルモンバランスの乱れ等によって生じる乳腺の良性疾患であり、必ずしも乳癌の前癌病変とは位置づけられない。
- 4. 正解。大腸癌の主要な前癌病変の一つは大腸腺腫である。腺腫内の異型度が高まるにつれて癌化のリスクが上昇するため、内視鏡的切除の対象となる。
国試ポイント
特定の癌と前癌病変の組合せを問う問題は頻出である。代表的な前癌病変(大腸腺腫、バレット食道、胃の異形成、白板症など)を確実に覚えること。
覚え方
大腸の癌化:大腸腺腫 ➔ 腺癌への移行が代表的。
対になる知識
主要な消化器系の前癌病変としては、大腸癌における大腸腺腫のほか、食道腺癌におけるバレット食道、胃癌における慢性萎縮性胃炎や胃の異形成、口腔癌における白板症などが挙げられ、これらは良性疾患から悪性腫瘍へ移行する可能性を持つ。
関連知識
前癌病変とは、それ自体は組織学的に良性あるいは異型性をもつ病変であるが、時間の経過とともに一定の確率で悪性腫瘍へ進展する特徴を有するものである。早期発見と適切な経過観察や切除が、癌の発症予防において非常に重要な臨床的意義を持つ。