骨粗しょう症のリハビリテーションで適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は4番
解説
骨粗しょう症患者に対するリハビリテーションでは、脆弱化した骨に対する過度な外力や衝撃を避け、転倒・骨折の予防を図ることが最優先される。そのため、痛みを誘発しない適切な負荷の設定に加え、安全な移乗動作や歩行の指導を行うことが極めて重要であり、これが症状の悪化を防ぎつつ日常生活活動の維持・向上につながる適切なアプローチとなる。
選択肢ごとの解説
- 1. これは高負荷のウェイトトレーニングの説明。本問の骨粗しょう症では脆弱化した骨に対する過度な負荷となり、圧迫骨折を誘発する危険性があるため不適切である。
- 2. 強い外力を加える手技は、脆弱化した骨に対して骨折のリスクを高めるため不適切である。
- 3. これは痛みを我慢させた上での関節可動域の他動運動の説明。本問の骨粗しょう症では骨折の危険性を高めるため、痛みを伴う強度な外力負荷は禁忌である。
- 4. 正解。骨粗しょう症患者に対するリハビリテーションでは、脆弱化した骨に対する過度な外力や衝撃を避け、転倒・骨折の予防を図ることが最優先される。そのため、痛みを誘発しない適切な負荷の設定に加え、安全な移乗動作や歩行の指導を行うことが極めて重要であり、これが症状の悪化を防ぎつつ日常生活活動の維持・向上につながる適切なアプローチとなる。
国試ポイント
骨折リスクの高い疾患におけるリハビリテーション時の安全管理(過度な負荷の回避、転倒・骨折予防)の原則が問われる。
覚え方
脆い骨には「過度な負荷を避け、安全な動作指導」を徹底する。
対になる知識
骨折リスクの高い転移性脊椎腫瘍や重度骨粗しょう症の患者に対するリハビリテーションでは、過度な負荷を避け、安全な移乗や歩行動作の指導を行う。これに対し、骨折リスクが低い疾患に対しては、骨強化や筋力増強を目的とした漸増的な負荷訓練が選択される。
関連知識
転移性骨腫瘍の好発部位は脊椎であり、病変部の破壊による疼痛や麻痺の出現に十分注意が必要である。脊椎に病的骨折が生じると日常生活動作能力(ADL)が著しく低下するため、早期からの安全配慮と適切な移乗・歩行指導が極めて重要である。