胸骨角を基準に取るのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
胸骨角(Louis角)は、胸骨体と胸骨柄の結合部であり、第2肋骨が付着する高さに位置します。東洋医学の経穴である玉堂は、胸骨体の中央に位置する膻中の上1寸、具体的には胸骨角の高さに取穴されるため、胸骨角を基準とします。
選択肢ごとの解説
- 1. 幽門は胃の出口であり、腹部に位置するため、胸部のランドマークである胸骨角を基準に取ることはありません。一般的に、幽門は第1腰椎の高さに位置します。 正しくは:幽門は第1腰椎の高さに位置する。
- 2. 鳩尾(みぞおち)は剣状突起の下方にある軟部組織の部位であり、剣状突起を基準に取ります。胸骨角は胸骨体と胸骨柄の結合部であり、鳩尾とは異なる位置関係にあります。 正しくは:鳩尾は剣状突起を基準に取る。
- 3. 正解。玉堂は、胸骨体の中央、膻中(第5肋間)の上1寸に位置する経穴であり、胸骨角と同じ高さに取られます。したがって、胸骨角を基準に取ります。
- 4. 気舎は鎖骨内縁の上方、胸鎖乳突筋の外縁にある経穴であり、鎖骨を基準に取られます。胸骨角とは位置が大きく異なります。 正しくは:気舎は鎖骨を基準に取る。
国試ポイント
胸骨角が身体診察や経穴のランドマークとして用いられることを理解する。特に、経穴の取穴法における解剖学的ランドマークの重要性を覚える。
混同注意
胸骨角と剣状突起(鳩尾の基準点)や臍といった、他の身体の基準点との混同に注意が必要です。それぞれの基準点が、どの解剖学的構造に対応しているかを明確に区別することが重要です。
次に同じ論点が出たら
次回、胸骨角を基準とする部位を問われたら、解剖学的な胸骨角の位置(第2肋骨の高さ)と、各選択肢の解剖学的位置関係を照らし合わせて判断します。
覚え方
次回、胸骨角を基準とする部位を問われたら、解剖学的な胸骨角の位置(第2肋骨の高さ)と、各選択肢の解剖学的位置関係を照らし合わせて判断します。
対になる知識
胸骨角と剣状突起(鳩尾の基準点)や臍といった、他の身体の基準点との混同に注意が必要です。それぞれの基準点が、どの解剖学的構造に対応しているかを明確に区別することが重要です。
関連知識
胸骨角は、気管分岐部の高さ、大動脈弓の始まりと終わり、奇静脈のSVAへの流入、リンパ管の合流点など、多くの重要な解剖学的構造の位置を示すランドマークでもあります。また、東洋医学では膻中(第五肋間、左右乳頭を結ぶ線の中点)は胸骨体中央にあり、その上1寸が玉堂です。