38歳の女性。主訴は左側頭部痛。目の前がチカチカしてから1時間以内に痛みが起こり、拍動性で嘔気を伴う。発症すると痛みのため仕事を休んでしまう。 疾患として最も考えられるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
片頭痛は、頭部の片側または両側に脈打つような痛みが特徴で、悪心・嘔吐、光過敏、音過敏を伴うことが多く、日常生活に支障をきたします。ストレスや特定の飲食物が誘因となることもあります。
選択肢ごとの解説
- 1. 低髄液圧症候群は、起立時に頭痛が増悪し、臥位で軽快する体位性頭痛が特徴的です。問題文の症状とは異なります。 正しくは:体位性頭痛(起立性頭痛)があり、髄液圧低下が確認されれば、低髄液圧症候群を疑います。
- 2. 緊張型頭痛は、頭部全体が締め付けられるような非拍動性の痛みが特徴で、悪心・嘔吐や光・音過敏は伴いません。 正しくは:頭部が締め付けられるような、持続性の非拍動性頭痛で、随伴症状がない場合に緊張型頭痛を疑います。
- 3. 群発頭痛は、目の奥をえぐられるような激しい痛みが特徴で、片側の眼窩周囲に発作的に生じ、流涙、鼻閉、眼瞼下垂などの自律神経症状を伴います。持続時間も片頭痛とは異なります。 正しくは:片側の眼窩周囲に激しい頭痛が短時間(15〜180分)出現し、同側の自律神経症状を伴う場合に群発頭痛を疑います。
- 4. 正解。片頭痛は、多くが拍動性で、片側性または両側性の頭痛であり、悪心・嘔吐や光過敏、音過敏を伴う点が問題文の症状と一致します。
国試ポイント
片頭痛の診断基準(国際頭痛分類第3版)と特徴的な症状、鑑別疾患を覚えることが重要です。
混同注意
緊張型頭痛や群発頭痛など、他の一次性頭痛との鑑別が重要です。特に痛みの性質、随伴症状、持続時間、出現パターンに注目します。
次に同じ論点が出たら
次回同様の論点が出た場合、頭痛の性状(拍動性か圧迫感か)、部位、随伴症状(悪心・嘔吐、光・音過敏)、持続時間、誘発・緩解因子に注目して判断します。
覚え方
次回同様の論点が出た場合、頭痛の性状(拍動性か圧迫感か)、部位、随伴症状(悪心・嘔吐、光・音過敏)、持続時間、誘発・緩解因子に注目して判断します。
対になる知識
緊張型頭痛や群発頭痛など、他の一次性頭痛との鑑別が重要です。特に痛みの性質、随伴症状、持続時間、出現パターンに注目します。
関連知識
一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、その他の一次性頭痛が含まれます。二次性頭痛との鑑別も重要で、器質的疾患の除外が必須です。