炎熱で上昇・発散の性質を持ち、津液や気を耗傷させる特徴を持つ外邪はどれか。
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正解は1番
解説
暑邪は夏季の気候が過剰になったものであり、その性質は炎熱で、上に向かって発散する「昇散」の特徴を持つ。また、腠理を開かせて発汗過多を招くため、気随津脱(気と津液の消耗)を引き起こしやすい。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。暑邪は夏季の気候が過剰になったものであり、その性質は炎熱で、上に向かって発散する「昇散」の特徴を持つ。また、腠理を開かせて発汗過多を招くため、気随津脱(気と津液の消耗)を引き起こしやすい。
- 2. 風邪は軽揚で上部に侵襲し、遊走性があり変化が速い(百病の長)という特徴を持つ。昇散を主とする暑邪とは異なる。
- 3. 寒邪は陰邪であり、凝滞・収引・疼痛を特徴とし、陽気を損傷する。熱や昇散の性質はない。
- 4. 湿邪は重濁・粘滞の性質を持ち、下部に侵襲しやすい特徴がある。発散・上昇する暑邪とは逆の性質である。
国試ポイント
六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)のそれぞれの特性(風=軽揚・遊走、寒=凝滞・収引、暑=炎熱・昇散、湿=重濁・粘滞など)の暗記が必須である。
覚え方
暑邪:「夏・炎熱・昇散・汗をかいて気と津液が漏れる」
対になる知識
風邪は遊走性で変化が速い。寒邪は凝滞・収引・疼痛を主る。湿邪は重濁・粘滞・停滞を主る。そして暑邪は炎熱で上昇・発散の性質を持ち、津液や気を耗傷させる特徴がある。
関連知識
暑邪は夏季の季節性気候に起因して発生する外邪であり、他の四季の邪気と異なり必ず厳格な季節性を伴うという独特の特徴を持っている。炎熱の上昇性により気や津液を激しく耗傷し、多汗や口渇、さらには気が津液とともに外泄することで気虚や虚脱を誘発しやすいため、夏場の養生や臨床において厳重な注意が必要とされる。