健康な成人が直立位をとったときの体の重心の位置はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
正解は2番
解説
健康な成人の正常立位姿勢における体の重心は、身体下端から重心線に沿って約55%の高さ、解剖学的には第2仙椎の少し前方(臍のやや下方)に位置する。
選択肢ごとの解説
- 1. 第5腰椎は腰椎の前弯の頂点付近に位置する脊椎の骨であり、全身の重心位置そのものではない。
- 2. 正解。健康な成人の正常立位姿勢における体の重心は、身体下端から重心線に沿って約55%の高さ、解剖学的には第2仙椎の少し前方(臍のやや下方)に位置する。
- 3. 第10胸椎は胸椎の下方に位置する椎骨であり、骨盤内にある実際の全身の重心位置に比べて高すぎる。
- 4. 第1胸椎の周辺は胸郭上部に位置する解剖学的な指標であり、全身の重心の位置ではない。
国試ポイント
成人立位姿勢の重心位置(第2仙椎前方、身体下端から約55%の高さ)は運動学の基礎として必ず問われる。
覚え方
「仙椎に重心」と語呂合わせのように位置を記憶する。
対になる知識
健康な成人が直立位をとったとき、体の全体的な重心の位置は第2仙椎の少し前方に位置する。これに対し、支持基底面は両足底とその間を囲む床面の範囲であり、重心線が支持基底面の中央を通ることで安定した立位姿勢が保たれる。
関連知識
重心線は直立位において重心を通る垂直線であり、これが外耳道、肩峰、大転子、膝蓋骨の後方、外果の前方を通るとき、身体のエネルギー消費が最も少なく効率的な姿勢保持が可能になるとされている。