リズム障害を伴う歩行障害に対し、歩調の安定化や歩行改善を図るために用いられるのはどれか。
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正解は3番
解説
パーキンソン病や脳卒中後遺症などによるリズム障害を伴う歩行障害(すくみ足や小刻み歩行など)に対しては、メトロノームなどの聴覚刺激や床の目印などの視覚キューを利用したリズム訓練が、歩調の安定化や歩行円滑化に有効である。
選択肢ごとの解説
- 1. 継ぎ足歩行は難易度の高いバランス評価・訓練であり、バランス能力が低下した不安定な患者に行うと転倒のリスクがある。
- 2. 患者の身体状況や麻痺の程度を無視して一律に歩行速度を上げさせると、転倒のリスクが高まるため不適切である。
- 3. 正解。パーキンソン病や脳卒中後遺症などによるリズム障害を伴う歩行障害(すくみ足や小刻み歩行など)に対しては、メトロノームなどの聴覚刺激や床の目印などの視覚キューを利用したリズム訓練が、歩調の安定化や歩行円滑化に有効である。
- 4. 坂道での歩行訓練は、基礎的な筋力やバランス能力が十分に回復した段階で応用歩行として行われるものであり、歩行初期のリズム障害に対する初期アプローチとしては適切ではない。
国試ポイント
パーキンソン病などの歩行障害に対する外部キュー(聴覚・視覚キュー)の臨床的意義とリハビリテーション手法の理解が問われる。
覚え方
「リズムはメトロノームで刻む」
対になる知識
パーキンソン病などの歩行障害に対しては、聴覚キューとしてのメトロノームを用いたり、視覚キューとして床の目印を活用したリズム訓練が歩調の安定に有効である。歩行初期の安全確保には、転倒リスクを防ぐために平行棒内での訓練が基本となる。
関連知識
パーキンソン病では、L-Dopa製剤などのドパミン作動薬を中心とした薬物療法に加え、姿勢反射障害や歩行障害に対する運動療法、すくみ足対策としてのキュー提示などの生活指導を包括的に行うことが、QOL維持の観点から非常に重要である。