意識障害の分類において、強い声で呼びかけると覚醒するものの、刺激が途切れるとすぐに再入眠する状態はどれか。
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正解は3番
解説
傾眠とは、通常の状態で眠っているが、大きな声で呼びかけたり揺さぶったりすると一時的に覚醒し、簡単な応答や指示動作ができる状態である。
選択肢ごとの解説
- 1. 不穏は興奮や焦燥感、落ち着きのない状態をいい、意識障害の清明度低下の段階的分類の名称ではない。
- 2. 健忘は記憶障害の一つであり、意識障害の覚醒レベルを示す分類の名称ではない。物事を覚えられない、または過去の記憶を思い出すことができない状態を指し、意識の曇りを評価する本問のスケールとは概念が異なる。
- 3. 正解。傾眠とは、通常の状態で眠っているが、大きな声で呼びかけたり揺さぶったりすると一時的に覚醒し、簡単な応答や指示動作ができる状態である。
- 4. 譫妄は幻覚や錯覚を伴う意識の混濁状態であり、刺激に対する反応の鈍さを表す段階的分類の名称とは異なる。
国試ポイント
意識障害の程度と各段階(傾眠・昏迷・半昏睡・昏睡)の定義を正確に区別して覚えることが重要である。
覚え方
傾眠(呼びかけで起きる) ⇄ 昏睡(全く反応しない)
対になる知識
意識障害の程度を示す分類として、傾眠は呼びかけで容易に覚醒し、昏迷は強い痛み刺激でのみ反応を示し、半昏睡は防御反射的な反応に留まり、昏睡はいかなる刺激にも全く反応を示さない状態を指す。
関連知識
意識障害の評価スケールとして、我が国ではJapan Coma Scale(JCS)が、国際的にはGlasgow Coma Scale(GCS)が広く用いられている。