脈拍について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
脳圧亢進時には、クッシング現象と呼ばれる生体反応が起こり、血圧上昇と代償性の徐脈がみられる。これは脳への血流を確保するための重要な代償機構である。
選択肢ごとの解説
- 1. 貧血では、組織への酸素供給を維持するために心拍数を増加させるため頻脈になるのが一般的である。 正しくは:貧血では頻脈になる。
- 2. 正解。脳圧亢進によりクッシング現象が惹起され、血圧上昇に伴い迷走神経が刺激されて反射的に徐脈となる。
- 3. パーキンソン病では、自律神経障害により起立性低血圧を伴いやすいが、一般的に脈拍自体は正常か軽度頻脈である。徐脈傾向を呈することは稀である。 正しくは:パーキンソン病の脈拍は、正常か軽度頻脈であることが多い。
- 4. 甲状腺機能低下症では、基礎代謝の低下に伴い心臓の活動も抑制され、徐脈になるのが特徴である。 正しくは:甲状腺機能低下症では徐脈になる。
国試ポイント
脳圧亢進時における脈拍変動(徐脈)とクッシング現象を理解すること。
混同注意
脳圧亢進時の徐脈と頻脈、その他の病態における脈拍の変化。
次に同じ論点が出たら
患者の意識状態、血圧、呼吸パターンを総合的に判断し、脳圧亢進の徴候がないか確認する。
覚え方
患者の意識状態、血圧、呼吸パターンを総合的に判断し、脳圧亢進の徴候がないか確認する。
対になる知識
脳圧亢進時の徐脈と頻脈、その他の病態における脈拍の変化。
関連知識
クッシング現象は「血圧上昇、徐脈、呼吸不整」の3徴候である。脳圧亢進の原因疾患(脳出血、脳腫瘍など)や、徐脈をきたす他の疾患(洞不全症候群、薬剤性など)も合わせて理解する。