糖尿病による細小血管障害はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
糖尿病による細小血管障害は、高血糖が持続することで、基底膜の肥厚や透過性亢進、細胞外マトリックスの蓄積などが生じ、主に網膜、腎臓、神経に障害を引き起こします。慢性腎臓病は、糖尿病性腎症として代表的な細小血管障害であり、腎糸球体の障害が進行することで発症します。
選択肢ごとの解説
- 1. 脳梗塞は、脳の動脈硬化を原因とする虚血性疾患であり、糖尿病の主要な大血管障害の一つです。 正しくは:糖尿病による大血管障害
- 2. 心筋梗塞は、冠動脈の動脈硬化を原因とする虚血性心疾患であり、糖尿病の主要な大血管障害の一つです。 正しくは:糖尿病による大血管障害
- 3. 正解。慢性腎臓病(糖尿病性腎症)は、高血糖による腎糸球体の細小血管障害を原因とする疾患であり、糖尿病の代表的な細小血管障害です。
- 4. 下肢閉塞性動脈疾患は、下肢の動脈硬化によって血流が阻害される疾患であり、糖尿病の主要な大血管障害の一つです。 正しくは:糖尿病による大血管障害
国試ポイント
糖尿病の慢性合併症として、細小血管障害と大血管障害の種類と具体例を区別して覚えることが重要です。特に細小血管障害は「しめじ」(神経障害、網膜症、腎症)と覚えると良いでしょう。
混同注意
糖尿病合併症の大血管障害(脳梗塞、心筋梗塞、下肢閉塞性動脈疾患など)と細小血管障害(糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害)を混同しやすいです。これらは病態生理が異なるため、それぞれを明確に区別して理解することが求められます。
次に同じ論点が出たら
次に同論点が出題された場合、「細小血管障害」と「大血管障害」のキーワードに注目し、それぞれに分類される疾患を正確に選択できるかを確認して判断します。
覚え方
次に同論点が出題された場合、「細小血管障害」と「大血管障害」のキーワードに注目し、それぞれに分類される疾患を正確に選択できるかを確認して判断します。
対になる知識
糖尿病合併症の大血管障害(脳梗塞、心筋梗塞、下肢閉塞性動脈疾患など)と細小血管障害(糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害)を混同しやすいです。これらは病態生理が異なるため、それぞれを明確に区別して理解することが求められます。
関連知識
糖尿病性網膜症は成人失明原因の第1位であり、糖尿病性神経障害は両側対称性の手袋靴下型感覚障害や自律神経障害を呈します。これら3つの細小血管合併症は進行するとQOLを著しく低下させるため、早期発見と介入が重要です。また、これら以外の合併症として、糖尿病足病変や感染症リスクの上昇なども関連知識として押さえておきましょう。