基準値を上回ると動脈硬化のリスクを高める脂質はどれか。
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正解は4番
解説
LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれ、肝臓から血管末梢へコレステロールを運搬する働きがある。血中濃度が基準値を超えて高くなると、血管壁に沈着してアテローム性動脈硬化を促進するためリスクが増大する。
選択肢ごとの解説
- 1. HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれ、血管壁からコレステロールを回収するため、基準値を下回ると動脈硬化のリスクが高まる。
- 2. 総ビリルビンはヘムの代謝産物であり、黄疸や肝胆道系疾患の評価に用いられる色素である。
- 3. 血清アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持や栄養状態の評価に用いられる肝合成タンパク質であり、脂質ではない。
- 4. 正解。LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれ、肝臓から血管末梢へコレステロールを運搬する働きがある。血中濃度が基準値を超えて高くなると、血管壁に沈着してアテローム性動脈硬化を促進するためリスクが増大する。
国試ポイント
HDLコレステロール(善玉・低下でリスク増)とLDLコレステロール(悪玉・上昇でリスク増)の働きと基準値の方向性を正確に区別して覚える。
覚え方
H(High-density)は高いと良い(善玉・低下が危険)、L(Low-density)は低いが良い(悪玉・高値が危険)。
対になる知識
HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収するため、その低下は動脈硬化のリスク増加につながる。対して、LDLコレステロールは血管壁にコレステロールを蓄積させるため、その上昇は動脈硬化のリスクを明確に高める要因となる。
関連知識
脂質異常症の診断基準では、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症のいずれか、または複数を満たす状態が対象となる。これらは虚血性心疾患などの重大な心血管疾患の発症リスク評価に極めて重要である。