硬膜および髄膜に関する記述として正しいものはどれか。
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正解は4番
解説
小脳テントは硬膜が水平方向に突出してできたひだであり、大脳半球の後頭葉と小脳の上面を隔てる位置にある。解剖学的な位置関係として国家試験で頻出の事項である。
選択肢ごとの解説
- 1. 大脳鎌は硬膜の垂直方向(正中矢状面)のひだであり、左右の大脳半球の間に入り込んでいる。
- 2. 硬膜静脈洞の血液は脳の静脈血を集め、最終的に内頸静脈へと注ぐ。内頸動脈は心臓から脳へ向かう動脈であるため構造が異なる。
- 3. 脳実質に最も近い髄膜は軟膜である。クモ膜は軟膜の外側に位置し、さらにその外側に硬膜が存在するため誤りである。
- 4. 正解。小脳テントは硬膜が水平方向に突出してできたひだであり、大脳半球の後頭葉と小脳の上面を隔てる位置にある。解剖学的な位置関係として国家試験で頻出の事項である。
国試ポイント
髄膜の三層構造(硬膜・クモ膜・軟膜)の位置関係と、硬膜のつくるひだ(小脳テント・大脳鎌)の方向を問われやすい。
覚え方
小脳テントは「テント」のように小脳を上から覆う水平のひだ、大脳鎌は「鎌」のように縦に割る垂直のひだ。
対になる知識
硬膜の作るひだについて、左右の大脳半球の間を縦走する垂直方向の大脳鎌と、大脳の後頭葉と小脳を隔てる水平方向の小脳テントという対比構造を整理しておく必要がある。硬膜の立体的な位置関係は脳の局所解剖で非常に重要である。
関連知識
脳を包む髄膜は外側から順に硬膜、クモ膜、軟膜の3層で構成される。硬膜とクモ膜の間には硬膜下腔があり、クモ膜と軟膜の間には脳脊髄液を満たすクモ膜下腔が存在するという配置構造をあわせて覚える。