次の経脈病証に対して原絡配穴法で治療する場合、治療穴の組合せで最も適切なのはどれか。「動悸と胸苦しさ、上肢痛があり、その後、耳鳴りと難聴も発症した。」
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
問題文の症状「動悸と胸苦しさ、上肢痛」は心包経の病証、「耳鳴りと難聴」は三焦経の病証である。原絡配穴法では、病変がある経脈の原穴と、表裏関係にある経脈の絡穴を組み合わせるため、心包経の病証には心包経の原穴である大陵と、その表裏関係にある三焦経の絡穴である外関を組み合わせるのが最も適切である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。心包経の原穴である大陵と、三焦経の絡穴である外関の組合せであり、心包経の病証と三焦経の病証に対する原絡配穴法として正しい。
- 2. 神門は心経の原穴、支正は小腸経の絡穴であり、心経と小腸経の病証に用いる組合せである。問題文の症状とは一致しない。 正しくは:心包経の原穴である大陵と、三焦経の絡穴である外関に修正する。
- 3. 大陵は心包経の原穴、内関は心包経の絡穴である。これは「本経の原穴と本経の絡穴」の組合せであり、原絡配穴法ではない。 正しくは:心包経の原穴である大陵と、三焦経の絡穴である外関に修正する。
- 4. 神門は心経の原穴、通里は心経の絡穴である。これは「本経の原穴と本経の絡穴」の組合せであり、原絡配穴法ではない。また、問題文の症状は心経病証だけではない。 正しくは:心包経の原穴である大陵と、三焦経の絡穴である外関に修正する。
国試ポイント
十二経脈の表裏関係と、それぞれの経脈の原穴・絡穴の部位および主治を正確に覚えること。
混同注意
原絡配穴法と主客配穴法の違いを混同しないこと。原絡配穴法は、病変のある経脈の原穴と、その表裏経脈の絡穴を用いる。主客配穴法は、病変のある経脈の原穴と、その病変経脈に属する募穴・郄穴・兪穴などを用いる。
次に同じ論点が出たら
今後同様の症例が出題された場合は、まず症状から病変経脈を特定し、その経脈の原穴、および表裏関係にある経脈の絡穴を特定することで判断する。
覚え方
今後同様の症例が出題された場合は、まず症状から病変経脈を特定し、その経脈の原穴、および表裏関係にある経脈の絡穴を特定することで判断する。
対になる知識
原絡配穴法と主客配穴法の違いを混同しないこと。原絡配穴法は、病変のある経脈の原穴と、その表裏経脈の絡穴を用いる。主客配穴法は、病変のある経脈の原穴と、その病変経脈に属する募穴・郄穴・兪穴などを用いる。
関連知識
五臓六腑と十二経脈の対応関係、手足の三陰三陽経の巡行路と病証、五行学説における相生相克関係。