パーキンソン病に特徴的な書字障害はどれか。
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正解は1番
解説
パーキンソン病では動作緩慢や無動、筋強剛を背景として、文章を書くうちに文字が次第に小さくなっていく「小字症」が特徴的な書字障害として現れる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。パーキンソン病では動作緩慢や無動、筋強剛を背景として、文章を書くうちに文字が次第に小さくなっていく「小字症」が特徴的な書字障害として現れる。
- 2. 企図振戦は小脳疾患でみられる症状であり、目的に近づくにつれて震えが大きくなる。パーキンソン病の代表的な振戦は安静時にみられる静止時振戦である。
- 3. 仮面様顔貌はパーキンソン病の顔面筋の無動による症状の一つであるが、書字障害ではなく表情の変化乏しさを表す所見である。
- 4. 構音障害は発語に関する運動機能の障害であり、書字障害そのものではない。パーキンソン病では小声・単調な話し方(小声症)がみられる。
国試ポイント
パーキンソン病の三大症状(静止時振戦、筋強剛、動作緩慢)に加え、随伴症状である小字症やすくみ足などの特徴を正確に区別して覚えること。
覚え方
パーキンソンで字が「小」さくなる=小字症。
対になる知識
パーキンソン病の三大主徴は、安静時振戦、筋強剛、無動・動作緩慢であり、これに姿勢反射障害が加わる。これに対し、構音障害は発声器官の運動障害、企図振戦は小脳病変による目的動作時の震え、仮面様顔貌は表情筋の無動による表情の乏しさを指す。
関連知識
パーキンソン病は、中脳黒質のドパミン作動性神経細胞の変性・脱落を主病態とする進行性の神経変性疾患である。線条体におけるドパミンの欠乏により錐体外路症状が引き起こされ、薬物療法としてL-DOPA製剤の投与が行われるほか、運動機能維持のためのリハビリテーションが重要となる。