骨盤隔膜の主体をなすのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
骨盤隔膜は骨盤底を形成し、内臓を支持する重要な構造です。その主体は肛門挙筋であり、この筋群は恥骨直腸筋、恥骨尾骨筋、腸骨尾骨筋の3部から構成され、直腸や膀胱などの臓器を下方から支える役割を担っています。骨盤隔膜の損傷は、臓器脱や尿失禁の原因となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 内閉鎖筋は股関節の外旋に関わる筋であり、骨盤側壁に位置し、骨盤隔膜の主体ではありません。大腿骨の大転子に停止します。 正しくは:内閉鎖筋は骨盤隔膜ではなく、股関節の外旋筋です。
- 2. 正解。肛門挙筋は、恥骨直腸筋、恥骨尾骨筋、腸骨尾骨筋の総称であり、骨盤底の中央部を形成し、骨盤内臓器を下方から支持する骨盤隔膜の主要な構成要素です。
- 3. 深会陰横筋は会陰深隙に位置し、尿道括約筋とともに尿失禁の防止に寄与しますが、骨盤隔膜の主体をなす筋ではありません。会陰部を横切る筋です。 正しくは:深会陰横筋は骨盤隔膜の主体ではなく、会陰深隙の筋です。
- 4. 外肛門括約筋は肛門管を取り囲む随意筋であり、排便の制御に関与しますが、骨盤隔膜を形成する筋ではありません。肛門の開閉に関わる筋です。 正しくは:外肛門括約筋は骨盤隔膜の主体ではなく、肛門の開閉に関わる筋です。
国試ポイント
骨盤底筋群の解剖学的構造と機能、特に骨盤隔膜の主体をなす筋の名称と役割を理解することが重要です。
混同注意
骨盤隔膜と会陰筋群の構成要素が混同されやすいです。骨盤隔膜は骨盤内臓器の支持を主とし、会陰筋群は尿生殖裂孔と肛門の機能に関与します。
次に同じ論点が出たら
骨盤隔膜の主体を問う問題が出た場合は、肛門挙筋が骨盤底の中核をなす支持構造であることを確認して判断します。
覚え方
骨盤隔膜の主体を問う問題が出た場合は、肛門挙筋が骨盤底の中核をなす支持構造であることを確認して判断します。
対になる知識
骨盤隔膜と会陰筋群の構成要素が混同されやすいです。骨盤隔膜は骨盤内臓器の支持を主とし、会陰筋群は尿生殖裂孔と肛門の機能に関与します。
関連知識
骨盤隔膜の構成要素(肛門挙筋、尾骨筋)、会陰部の構造(浅会陰横筋、深会陰横筋、尿道括約筋、外肛門括約筋)を合わせて学習すると理解が深まります。また、骨盤底筋群の機能不全による疾患(骨盤臓器脱、尿失禁)についても関連付けて覚えることが推奨されます。