次の疾患のうち、全身性疾患はどれか。
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正解は2番
解説
糖尿病はインスリンの作用不足により持続的な高血糖をきたし、全身の代謝異常および多臓器にわたる障害を引き起こす代表的な全身性疾患である。
選択肢ごとの解説
- 1. 頸腕症候群は首から肩、上肢にかけての疼痛やしびれなどを訴える症候群の総称であり、特定の疾患名ではなく局所の筋疲労や神経圧迫などが主な原因となるため不適切である。
- 2. 正解。糖尿病はインスリンの作用不足により持続的な高血糖をきたし、全身の代謝異常および多臓器にわたる障害を引き起こす代表的な全身性疾患である。
- 3. 白内障は眼球の水晶体が混濁して視力障害を生じる疾患であり、加齢性変化が主たる原因である。糖尿病などの全身性疾患の合併症としても生じるが、疾患自体は眼科的な局所病変として扱われるため不適切である。
- 4. レイノー症候群は寒冷刺激や精神的緊張により四肢の末梢動脈が発作的に収縮する病態である。単独で起こる原発性のほか、強皮症や全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病をはじめとする全身性疾患の初期症状として高頻度にみられるため、本問の「全身性疾患」の代表とはみなされないが、単なる局所疾患とは限らない。
国試ポイント
全身性疾患(糖尿病、アミロイドーシス、膠原病など)と局所性疾患の分類を問う問題が出題される。各疾患が全身の代謝・免疫異常によるものか、特定部位の病変にとどまるものかを判断できるようにする。
覚え方
「糖尿病・アミロイドーシス」は全身をめぐる代謝・タンパク質異常なので全身性疾患と結びつける。
対になる知識
局所性疾患は特定の臓器や部位に限局した病変を呈するものであり、白内障や胃潰瘍、頸腕症候群などが該当する。これに対し、全身性疾患は代謝異常や自己免疫反応などにより全身の複数の臓器や代謝系に障害が及ぶ病態を指す。糖尿病はインスリンの作用不足による糖代謝異常を基盤とし、全身の血管や神経などに多様な障害を引き起こす代表的な全身性疾患である。
関連知識
全身性疾患は、単一の局所にとどまらず、血液循環や内分泌代謝、免疫系などを介して全身の多臓器にわたる病変や臨床症状を引き起こす疾患群であり、糖尿病や膠原病などが代表的な例として挙げられる。