交感神経の刺激によって生じる反応として正しいのはどれか。
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正解は3番
解説
交感神経系は「闘争か逃走か」の状況で優位に働き、消化吸収活動を抑制する。直腸平滑筋に対しては弛緩させるように作用し、排便を抑制する(副交感神経はその逆で収縮を促進する)。
選択肢ごとの解説
- 1. 心拍数を減少させるのは副交感神経(迷走神経)の作用である。交感神経は心拍数および心収縮力を増加させる。
- 2. 消化管運動を促進するのは副交感神経の働きである。交感神経は消化管運動や分泌を抑制する。
- 3. 正解。交感神経系は「闘争か逃走か」の状況で優位に働き、消化吸収活動を抑制する。直腸平滑筋に対しては弛緩させるように作用し、排便を抑制する(副交感神経はその逆で収縮を促進する)。
- 4. 直腸平滑筋を収縮させるのは副交感神経の刺激による。交感神経の刺激はこれを弛緩させる。
国試ポイント
交感神経と副交感神経が各臓器に及ぼす作用(二重支配と拮抗的支配)は確実に問われる。消化管においては「交感神経=抑制、副交感神経=促進」が基本原則である。
覚え方
交感=戦う(動悸・散瞳・便秘気味)、副交感=休む(消化・縮瞳・排便)
対になる知識
副交感神経の刺激は消化管の運動や分泌を促進し、排便に関わる直腸平滑筋を収縮させる。これに対し、交感神経の刺激は消化管運動や分泌を抑制し、直腸平滑筋を弛緩させることで排便を抑制する方向に働く。
関連知識
自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、多くの内臓器官は両者による二重支配を受けている。神経伝達物質として、交感神経の節後繊維からは主にノルアドレナリンが、副交感神経からはアセチルコリンが遊離される。