細菌感染症はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
破傷風は、Clostridium tetani(破傷風菌)という細菌によって産生される神経毒(テタノスパミン)が原因で発症する感染症です。破傷風菌は嫌気性グラム陽性桿菌であり、土壌中に広く分布する芽胞が創傷から体内に侵入することで感染が成立します。毒素が神経系に作用し、特徴的な強直性痙攣を引き起こします。
選択肢ごとの解説
- 1. デング熱はデングウイルスによって引き起こされるウイルス感染症であり、蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)を介して媒介されます。細菌感染症ではありません。 正しくは:デング熱の原因はデングウイルス(フラビウイルス科)です。
- 2. 正解。破傷風は破傷風菌(Clostridium tetani)という細菌によって引き起こされる感染症です。この菌が産生する神経毒が原因で、筋肉の強直性痙攣などの症状が現れます。
- 3. 日本脳炎は日本脳炎ウイルスによって引き起こされるウイルス感染症であり、蚊(コガタアカイエカなど)を介して媒介されます。細菌感染症ではありません。 正しくは:日本脳炎の原因は日本脳炎ウイルス(フラビウイルス科)です。
- 4. 手足口病はエンテロウイルス属(コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型など)のウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です。細菌感染症ではありません。 正しくは:手足口病の原因はエンテロウイルス属のウイルスです。
国試ポイント
感染症の原因となる病原体の種類(細菌、ウイルス、真菌、寄生虫)を正確に区別して覚えることが重要です。特に代表的な感染症とその原因菌/ウイルスを紐付けて記憶しましょう。
混同注意
細菌感染症とウイルス感染症は、治療法(抗菌薬の有効性など)が大きく異なるため、混同しないよう注意が必要です。また、寄生虫感染症や真菌感染症も原因病原体が異なります。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、選択肢の感染症が「細菌性」「ウイルス性」「その他(真菌・寄生虫など)」のどれに分類されるかを確認し、個々の疾患と病原体の組み合わせを正確に判断します。
覚え方
同様の論点が出題された場合、選択肢の感染症が「細菌性」「ウイルス性」「その他(真菌・寄生虫など)」のどれに分類されるかを確認し、個々の疾患と病原体の組み合わせを正確に判断します。
対になる知識
細菌感染症とウイルス感染症は、治療法(抗菌薬の有効性など)が大きく異なるため、混同しないよう注意が必要です。また、寄生虫感染症や真菌感染症も原因病原体が異なります。
関連知識
日本の定期予防接種には破傷風トキソイドワクチン(DPT-IPV混合ワクチンとして)が含まれており、発症予防に極めて有効です。ワクチンで誘導される抗体は毒素を中和し、発病を防ぎます。破傷風は、外傷からの感染が主な経路であるため、外傷時の適切な処置とワクチン接種歴の確認が重要です。