上肢の病的反射はどれか。
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正解は1番
解説
ホフマン反射は、中指を伸展位から急速に弾くように屈曲させた際に、母指と示指が屈曲する現象であり、錐体路障害(上位運動ニューロン障害)によって出現する代表的な上肢の病的反射である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ホフマン反射は、中指を伸展位から急速に弾くように屈曲させた際に、母指と示指が屈曲する現象であり、錐体路障害(上位運動ニューロン障害)によって出現する代表的な上肢の病的反射である。
- 2. オッペンハイム反射は、脛骨前面を下方へ強く擦り下ろすことで母趾が背屈する下肢の病的反射である。
- 3. チャドック反射は、外果周囲を下方へ擦る刺激により母趾が背屈する下肢の病的反射である。
- 4. バビンスキー反射は足底外側を鈍なもので擦ったときに母趾が背屈する現象であり、下肢の錐体路障害を示す代表的な病的反射である。本問では上肢の病的反射が問われているため不適切。
国試ポイント
病的反射の問題では、上肢の反射(ホフマン反射、トレムナー反射)と下肢の反射(バビンスキー反射など)を明確に区別して覚えることが重要である。
覚え方
上肢:ホフマン、トレムナー。「上にはホッと(Hoffmann)するトレ(Trömner)。」
対になる知識
神経学的検査における反射の分類として、上肢の病的反射と下肢の病的反射を明確に区別して覚える必要がある。上肢の代表的な病的反射にはホフマン反射やトレムナー反射が含まれる。一方、下肢の代表的な病的反射にはバビンスキー反射、チャドック反射、オッペンハイム反射、ゴドルD反射などがあり、これらはすべて錐体路障害を示唆する重要な神経学的徴候である。
関連知識
錐体路障害は脳血管障害や脊髄疾患などの上位運動ニューロンの障害によって引き起こされる。その典型的な臨床症状には、随意運動の麻痺(単麻痺や片麻痺など)に加えて、深部腱反射の亢進、筋緊張の亢進(痙性麻痺)、さらに病的反射(ホフマン反射やバビンスキー反射など)の出現が含まれる。これらは中枢神経系の障害部位を特定するための必須の所見であり、国家試験でも頻出の事項である。