肺結核について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
結核は感染症法上の二類感染症に分類されており、結核と診断した医師は、直ちに最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出ることが義務付けられています。これは感染拡大防止のための重要な措置です。
選択肢ごとの解説
- 1. 結核の主な感染経路は空気感染(飛沫核感染)である。飛沫感染はインフルエンザなどと比較して粒子径が大きく、感染様式が異なる。 正しくは:主な感染経路は空気感染(飛沫核感染)である。
- 2. 抗結核薬は、耐性菌の出現を防ぐため、複数の薬剤を併用する多剤併用療法が原則である。単剤ではすぐに耐性菌が発生するリスクが高い。 正しくは:抗結核薬は多剤併用で用いる。
- 3. 正解。結核は感染症法上の二類感染症に指定されており、診断した医師は直ちに保健所へ届け出なければならないと定められているため、本選択肢は正しい。
- 4. 結核は空気感染(飛沫核感染)するため、医療者は飛沫核を吸入しないようN95マスクなどの微粒子用マスクの着用が推奨される。サージカルマスクでは飛沫核の防御には不十分である。 正しくは:医療者はN95マスク着用が推奨される。
国試ポイント
結核の感染経路、治療原則、感染症法上の位置づけ、および感染対策について正確に理解しているかが問われる。
混同注意
結核の届け出義務は二類感染症であり「直ちに」届け出るが、他の感染症の類別によっては届け出期間が異なる(例:三類感染症のコレラは3日以内)。また、感染経路とそれに応じたマスクの種類も混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
結核に関する問題が出た場合、感染経路の種類、感染症法上の類別(届け出義務と期間)、治療薬の基本原則(単剤か多剤か)、および医療従事者の感染防御策(マスクの種類など)の4点を確認して判断する。
覚え方
結核に関する問題が出た場合、感染経路の種類、感染症法上の類別(届け出義務と期間)、治療薬の基本原則(単剤か多剤か)、および医療従事者の感染防御策(マスクの種類など)の4点を確認して判断する。
対になる知識
結核の届け出義務は二類感染症であり「直ちに」届け出るが、他の感染症の類別によっては届け出期間が異なる(例:三類感染症のコレラは3日以内)。また、感染経路とそれに応じたマスクの種類も混同しやすい。
関連知識
結核菌は空気感染(飛沫核感染)するため、N95マスクなどの着用が推奨される。治療は多剤併用療法が原則であり、単剤では耐性菌出現のリスクがある。予防にはBCGワクチンが用いられる。