甲状腺について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
甲状腺はその組織学的な特徴として、甲状腺ホルモンを貯蔵するコロイドで満たされた多数の濾胞(ろほう)が確認されます。これらの濾胞細胞は甲状腺ホルモン(T3, T4)を合成・分泌し、全身の代謝調節に重要な役割を担っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 上皮小体(副甲状腺)は甲状腺の「後面」に位置しており、前面には通常ありません。 正しくは:上皮小体は甲状腺の「後面」に位置する。
- 2. 正解。甲状腺は多数の濾胞構造から構成されており、濾胞内にはコロイドと呼ばれる甲状腺ホルモンの前駆体が貯蔵されています。
- 3. 甲状腺は喉頭と気管の移行部(輪状軟骨の下方)に位置しますが、「全周」を囲むわけではありません。気管の前面と側面に位置し、後面は囲んでいません。 正しくは:甲状腺は喉頭と気管の移行部の「前面と側面」を覆う。
- 4. 上甲状腺動脈は外頸動脈の枝であり、鎖骨下動脈の枝ではありません。鎖骨下動脈の枝は下甲状腺動脈(ただし、下甲状腺動脈は甲状頸動脈から分岐し、その甲状頸動脈が鎖骨下動脈の枝である)です。 正しくは:上甲状腺動脈は「外頸動脈」の枝である。
国試ポイント
甲状腺の組織構造と解剖学的位置関係、主要な血管支配を正確に理解することが求められます。
混同注意
甲状腺と上皮小体(副甲状腺)の位置関係、および甲状腺の周囲臓器との位置関係は混同しやすい点です。
次に同じ論点が出たら
甲状腺に関する問題では、濾胞の存在、解剖学的位置(特に喉頭と気管との関係)、および主要な動脈支配(上甲状腺動脈の起始)を確認して判断します。
覚え方
甲状腺に関する問題では、濾胞の存在、解剖学的位置(特に喉頭と気管との関係)、および主要な動脈支配(上甲状腺動脈の起始)を確認して判断します。
対になる知識
甲状腺と上皮小体(副甲状腺)の位置関係、および甲状腺の周囲臓器との位置関係は混同しやすい点です。
関連知識
甲状腺ホルモンの合成経路、機能、調節機構(TRH, TSH)、カルシトニンの産生細胞(傍濾胞細胞またはC細胞)とその機能も併せて理解することが重要です。