骨粗鬆症患者で最も骨折が起こりにくい部位はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
踵骨体部は、体重負荷による圧縮応力には比較的強い構造であり、また、骨粗鬆症による骨折は、脆弱な皮質骨や海綿骨が薄くなることで発生しやすくなりますが、踵骨は他の部位と比較して皮質骨が厚く、転倒時に直接的な衝撃を受けにくい位置にあるため、最も骨折が起こりにくいと考えられます。また、踵骨の構造的な特徴も骨折しにくい理由の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 橈骨遠位部は骨粗鬆症による代表的な骨折部位の一つであり、転倒時に手をつくことで発生しやすいため、骨折が起こりにくい部位ではありません。 正しくは:橈骨遠位部は骨粗鬆症による代表的な骨折部位であり、特に閉経後女性に多い。
- 2. 腰椎椎体は骨粗鬆症による代表的な骨折部位であり、特に圧迫骨折は自覚症状がない場合も多く、骨粗鬆症患者で最も頻繁に見られる骨折の一つです。 正しくは:腰椎椎体は骨粗鬆症による最も頻度の高い骨折部位の一つであり、圧迫骨折が多い。
- 3. 大腿骨近位部は骨粗鬆症による代表的な骨折部位であり、転倒時に発生しやすく、QOLの低下や死亡率の増加に直結するため、非常に重要な部位です。 正しくは:大腿骨近位部は骨粗鬆症による代表的な骨折部位であり、高齢者の予後に大きな影響を与える。
- 4. 正解。踵骨体部は他の主要な骨粗鬆症性骨折部位と比較して、転倒時などに直接的な衝撃を受けにくく、また、皮質骨が比較的厚いため、骨粗鬆症患者で骨折が起こりにくい部位とされています。
国試ポイント
骨粗鬆症による代表的な骨折部位を理解し、骨折リスクの高い部位と低い部位を区別できること。
混同注意
骨粗鬆症に伴う骨折は、一般的に脆弱性骨折と呼ばれ、軽微な外力で発生します。外傷性の強い衝撃による骨折と混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
骨粗鬆症の骨折リスク部位に関する問題では、三大骨折(椎体、大腿骨近位部、橈骨遠位部)をまず確認し、それ以外の部位については、その骨の構造的特徴や外力に対する抵抗性を考慮して判断します。
覚え方
骨粗鬆症の骨折リスク部位に関する問題では、三大骨折(椎体、大腿骨近位部、橈骨遠位部)をまず確認し、それ以外の部位については、その骨の構造的特徴や外力に対する抵抗性を考慮して判断します。
対になる知識
骨粗鬆症に伴う骨折は、一般的に脆弱性骨折と呼ばれ、軽微な外力で発生します。外傷性の強い衝撃による骨折と混同しないように注意が必要です。
関連知識
骨粗鬆症の一次性骨折には、椎体骨折、大腿骨近位部骨折、橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)があり、これらは三大骨折と呼ばれます。踵骨は稀な部位です。