2型糖尿病の食事療法で、標準体重を用いたエネルギー摂取量の算出時に、基礎量へ加味される条件はどれか。
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正解は2番
解説
糖尿病の食事療法における1日のエネルギー摂取量の算出は、原則として「標準体重(kg)× 身体活動量(kcal/kg)」の計算式を用いて行われる。身体活動量は患者の生活様式や労働強度を勘案して、軽労作(25〜30kcal/kg)、普通労作(30〜35kcal/kg)、重労作(35kcal/kg〜)の各段階に分類され、これらを基礎量として個々のエネルギー必要量を決定するため活動量が加味される。
選択肢ごとの解説
- 1. 合併症が存在する場合(腎症など)はタンパク質制限などの配慮が必要となるが、通常のエネルギー算出時の係数とはならない。
- 2. 正解。糖尿病の食事療法における1日のエネルギー摂取量の算出は、原則として「標準体重(kg)× 身体活動量(kcal/kg)」の計算式を用いて行われる。身体活動量は患者の生活様式や労働強度を勘案して、軽労作(25〜30kcal/kg)、普通労作(30〜35kcal/kg)、重労作(35kcal/kg〜)の各段階に分類され、これらを基礎量として個々のエネルギー必要量を決定するため活動量が加味される。
- 3. BMIは肥満度の判定に用いるが、エネルギー摂取量の基礎量に対する個別調整の係数としては用いられない。
- 4. 血糖値は食事療法の効果判定や薬物療法の指標となるが、エネルギー摂取量の算出式に直接加味される要素ではない。
国試ポイント
糖尿病の食事療法におけるエネルギー摂取量の算出方法(標準体重×身体活動量)は国家試験で頻出である。
覚え方
食事は動く(活動量)分だけ
対になる知識
2型糖尿病患者の食事療法における1日の適切なエネルギー摂取量は、患者の身長から算出した標準体重(目標体重)に、その人の日常の身体活動量(労働や生活強度に応じた係数:kcal/kg標準体重)を掛け合わせることによって個別に算出される。
関連知識
標準体重は「身長(m)の2乗×22」の計算式で求められ、肥満度を評価するBMI(Body Mass Index)は「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で算出される。2型糖尿病の病態の根幹にはインスリン抵抗性があり、適切なエネルギー制限と運動療法による体重管理が治療の基本である。