塞栓症の原因として最も頻度が高いのはどれか。
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正解は4番
解説
塞栓とは、血流に乗って運ばれた不溶性の異物が血管を閉塞する現象である。その原因物質の中で圧倒的に最も頻度が高いのは血栓(血栓塞栓症)であり、深部静脈血栓などに由来することが多い。
選択肢ごとの解説
- 1. 異物塞栓は医療器具の断片やカテーテルの破片などが血管内に流入して生じる極めて稀な原因である。
- 2. 空気塞栓は血管内へ大量の空気が流入することで生じるが、塞栓症全体の原因としては稀である。
- 3. 脂肪塞栓は長管骨骨折などに伴い骨髄の脂肪滴が血管内に入ることで起こるが、頻度としては血栓よりも低い。
- 4. 正解。塞栓とは、血流に乗って運ばれた不溶性の異物が血管を閉塞する現象である。その原因物質の中で圧倒的に最も頻度が高いのは血栓(血栓塞栓症)であり、深部静脈血栓などに由来することが多い。
国試ポイント
塞栓症の原因の第一位が血栓であることを問う基本的な知識問題。空気塞栓や脂肪塞栓との違いも併せて覚える。
覚え方
塞栓の原因 = 圧倒的に「血栓」
対になる知識
塞栓症の原因となる物質には血栓、空気、脂肪、腫瘍細胞、羊水などがあるが、臨床的に最も頻度が高く重要なのは血栓である。血管内の血液凝固によって形成された血栓の一部または全部が剥離し、血流に乗って遠隔地の血管を閉塞することで塞栓症を引き起こす。
関連知識
深部静脈血栓症は下肢の深部静脈に血栓ができる病態であり、長時間の安静や手術後などに好発し、肺塞栓症の主要な原因となる。塞栓子は血流に乗って運ばれ、閉塞する部位により肺塞栓症や脳塞栓症など多彩な臨床症状を引き起こすため注意が必要である。