四肢や体幹からの痛覚情報を伝える三次ニューロンが局在するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
四肢や体幹からの痛覚情報(温痛覚、粗大な触覚)は、脊髄視床路を上行し、三次ニューロンは視床の後外側腹側核(VPL核)に投射されます。ここで最終的に統合され、大脳皮質の体性感覚野へと伝えられます。
選択肢ごとの解説
- 1. 赤核は、大脳皮質からの運動指令を受けて姿勢反射や協調運動に関与する部位であり、痛覚情報の伝達には直接関与しません。 正しくは:赤核は錐体外路系の一部で、姿勢や筋緊張の調節に関わる。
- 2. 尾状核は大脳基底核の一部であり、運動調節や認知機能に関与しますが、痛覚情報の伝達には直接関与しません。 正しくは:尾状核は大脳基底核の一部で、運動調節や学習、報酬系に関わる。
- 3. レンズ核は大脳基底核の一部(被殻と淡蒼球)であり、運動調節や行動選択に関与しますが、痛覚情報の伝達には直接関与しません。 正しくは:レンズ核は大脳基底核の一部で、運動の開始や抑制、学習に関わる。
- 4. 正解。四肢や体幹からの痛覚情報を伝える三次ニューロンは、視床後外側腹側核(VPL核)に局在します。ここで脊髄視床路からの情報を受け、大脳皮質体性感覚野へ送られます。
国試ポイント
体性感覚路の各ニューロンの局在部位を正確に覚えることが重要です。特に、三次ニューロンが視床の特定の部位に存在することを理解する。
混同注意
体性感覚路における一次、二次、三次ニューロンの区別と、それぞれのニューロンが中枢神経系のどこに局在するかを正確に理解すること。特に、視床の各核の機能分化。
次に同じ論点が出たら
体性感覚のどの種類の情報(温痛覚、触覚、固有受容覚など)を伝達するか、またそれが何次ニューロンであるかを確認し、それに合致する脳の部位を選択する。
覚え方
体性感覚のどの種類の情報(温痛覚、触覚、固有受容覚など)を伝達するか、またそれが何次ニューロンであるかを確認し、それに合致する脳の部位を選択する。
対になる知識
体性感覚路における一次、二次、三次ニューロンの区別と、それぞれのニューロンが中枢神経系のどこに局在するかを正確に理解すること。特に、視床の各核の機能分化。
関連知識
脊髄視床路(温痛覚、粗大な触覚)と後索内側毛帯路(識別触覚、固有受容覚)の経路の違いと、それぞれの三次ニューロンが投射する視床核(VPL核、VPM核)を関連付けて覚える。