浮腫の説明として正しいものはどれか。
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正解は2番
解説
浮腫とは、毛細血管からの液体の滲出やリンパ還流障害などにより、組織間隙(細胞間隙)に過剰な水分が貯留した病態をいう。全身性あるいは局所性に生じる。
選択肢ごとの解説
- 1. これは梗塞の説明である。終末動脈の血流が完全に途絶えることで血流障害が起き、その灌流領域の組織が壊死に陥る現象であり、水分代謝異常による浮腫とは病態が全く異なる。
- 2. 正解。浮腫とは、毛細血管からの液体の滲出やリンパ還流障害などにより、組織間隙(細胞間隙)に過剰な水分が貯留した病態をいう。全身性あるいは局所性に生じる。
- 3. これは血栓症の説明である。血管内皮の損傷や血流のうっ滞などにより、血管内で血液成分が凝固して血塊(血栓)が形成される病態であり、組織間隙への水分貯留である浮腫とは異なる。
- 4. 動脈からの血流が過剰に増加した状態は、充血の説明である。炎症の初期などにみられる。
国試ポイント
循環障害の基本用語(浮腫、充血、鬱血、血栓症、塞栓症、梗塞)の定義を正確に区別して覚えることが重要である。
覚え方
浮腫(間隙)⇄充血(動脈)⇄鬱血(静脈)
対になる知識
循環障害の基本病変として、浮腫は組織間隙への過剰な水分貯留であり、充血は動脈血の過剰流入、鬱血は静脈血のうっ滞、血栓症は血管内の血液凝固、梗塞は動脈閉塞による組織壊死を指し、それぞれの病態機序を明確に区別して覚える必要がある。
関連知識
浮腫の発生機序には、毛細血管内圧の上昇、血漿膠質浸透圧の低下、毛細血管透過性の亢進、およびリンパ管閉塞によるリンパ還流障害の4つの主要な要因が関与する。これらはスターリングの仮説に基づいて整理され、国家試験でも頻出の重要な病態生理である。