湯液療法(和漢薬)について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
湯液療法で用いられる生薬には、植物由来のものの他に、動物由来の生薬や鉱物由来の生薬(例:石膏、滑石など)が含まれており、これらを組み合わせて用いることで治療効果を発揮する。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。湯液療法に用いられる生薬には、植物性の他に、動物性生薬(例:牛黄、鹿茸)や鉱物性生薬(例:石膏、竜骨、滑石)が含まれるため、本選択肢は正しい。
- 2. 漢方薬も医薬品であるため、適切な用法・用量を守らない場合や体質に合わない場合には、肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症などの副作用を生じる可能性がある。したがって、副作用がないというのは誤りである。 正しくは:副作用がないのではなく、副作用が生じることがある。
- 3. 漢方薬の処方は、個々の患者の体質や症状(虚実、寒熱、湿、瘀血など)を総合的に判断して「証」をたてることから始まる。証がなければ適切な処方はできないため、本選択肢は誤りである。 正しくは:証をたてる必要がある。
- 4. 湯液療法では、複数の生薬を組み合わせた「方剤」として用いるのが一般的である。生薬一つ一つが持つ多様な作用を組み合わせることで、複雑な症状に対応し、相乗効果や副作用の軽減を狙うため、単味で用いることは稀である。したがって、本選択肢は誤りである。 正しくは:多くは複数の生薬を組み合わせて用いる(方剤)。
国試ポイント
湯液療法(和漢薬)の基本的な特徴、特に生薬の種類と配合、副作用の有無、証の重要性について理解しているかが問われる。
混同注意
漢方薬は天然物由来であるため副作用がないと誤解されがちだが、医薬品である以上、適切に使用しないと副作用が生じる。また、単味で用いる西洋薬との違いも混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
湯液療法に関する問題が出題された際は、生薬の種類(鉱物・動物由来を含む)、配合の原則(単味でなく複合的に用いること)、証の重要性、副作用の有無、および保険適用の有無について確認する。
覚え方
湯液療法に関する問題が出題された際は、生薬の種類(鉱物・動物由来を含む)、配合の原則(単味でなく複合的に用いること)、証の重要性、副作用の有無、および保険適用の有無について確認する。
対になる知識
漢方薬は天然物由来であるため副作用がないと誤解されがちだが、医薬品である以上、適切に使用しないと副作用が生じる。また、単味で用いる西洋薬との違いも混同しやすい。
関連知識
漢方薬は自然治癒力を高めることを目的とし、患者個人の体質や症状(証)に合わせて処方される。証の決定には四診(望診、聞診、問診、切診)が用いられる。保険適用されている漢方製剤も多く存在する。